過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

お正月には贅沢ちらしを!

2025-01-06 14:55:00 | 日いづる国の伝統食
★既に走っていますが、記事はのんびり続きます★


暮れに寿司屋さんで分けて貰った食材も活かして、贅沢ちらしを作るのも、お正月ならではのお楽しみ!


まずはベースになるばちこ飯を炊き、鮨飯にします。
1)2合のお米を研ぎ、浸水しておく。
2)ばちこ1/2枚を、5mm角切りにする。
3)水を控えて、ばちこ、爪先の塩を加えて炊飯する。
4)鮨酢をかけて、切り混ぜて、冷ます。
5)下がってきたところで、1cm短に刻んだ三つ葉(1束)を、ふんわり混ぜる。


干瓢煮、ガリ、寿司屋の玉なども1cm角で刻む。焼き穴子、コハダは、食べよく切り分ける。
かに身、いくら、数の子(口当たりよく分ける)を小分け準備。塩水生雲丹は漬け水から上げ、ペーパータオルにとる。


ベースの飯は、二つに分ける。
最初の一段の飯を敷き、干瓢、ガリ、玉などを散らし、さらに、かに身やほぐした数の子をバランスよく配する。


ふんわりと2段目の飯を重ねる。
位置決めになる、穴子やこはだを対角線に配する。



彩りを意識して、いくら醤油漬け、塩水生雲丹、玉、数の子、山葵などを散らし盛りする。

すくい分けて、召し上がれ!
毎年、好評な大胆ちらしです(笑)。
一口ごとに組み合わせが変わる、お口に楽しみいっぱいの、散らしです。


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令和七年元旦を迎えられた感謝

2025-01-03 12:12:00 | 日いづる国の伝統食
令和七年、2025年、初春のお慶びを申し上げます。blog18年目に引き継ぐ今年も、よろしくお願い申し上げます。


主から上手に。



目を下手にやれば、この風情に。
年の初めの華の食卓を、今年も整えることが叶いました。感謝!
では、上手から、ゆるりと、お付き合いください。


▪️吹き寄せ(お煮しめ))
梅人参、筍、手綱こんにゃく、叩きごぼう、酢蓮、海老芋、鮑茸、高野豆腐
出汁は昆布、鰹節、干し椎茸。出汁も調味も合わせ変えて、一品づつ炊く。それを吹き寄せる。母から引き継ぐ、お正月仕事です。(ニッコリ)


▪️鮑の華皿
煮鮑、紅鮭の昆布巻き、子持ち昆布


▪️雑煮膳
雛盆に、大名椀を据えます。
見立て門松には、こぼれ黄金(いくら、胡瓜、おろし)。祝い魚盛りには、数の子漬けと紅白なますを守りました。


▪️八幡巻きに松葉銀杏
雑煮膳から下手に移ります。
松葉銀杏が、きれいに決まりました!
(oisixのレンジで銀杏が良い仕事をしてくれました)


▪️放射波、小皿盛り
個性ある品を賑やかに、散りばめて。
栗きんとん、黒豆、錦玉子、黄金寒天、ゆりね甘炊き。


▪️いにしえからの。
紅白蒲鉾、伊達巻、桜蛸。


▪️海老の鬼殻焼き



▪️華やぎ
蛤殻にゆりねと雲丹、お江戸の玉、千枚漬で紅白仕立て


千枚漬けにサーモンを挟み、キャビアをアクセントに。酒肴です(笑)。


初春を祝すのは、獺祭の元旦届け。



元旦のお雑煮は、お江戸の武家の雑煮です。鰹節出汁。かしわ、小松菜、結び三つ葉、なると、吸い口には柚子皮。

本年も、元気に食して、よく笑って、生きていけますように!感謝と願いの元旦の食卓です。

(gooブログに繋がらない時間が長くありました。何度も訪れてくださった皆さま、ありがとうございました!)


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平安時代食の工夫に胸打たれる(後編)

2024-12-16 12:05:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★


▪️堅果類(くり、松の実、くるみ)
写真手前。まさにドライフルーツ!(笑)
[学び]
古くから貯蔵食とされていた、ナッツ類は、平安時代には、ドライフルーツはデザート扱いとして、供されるようになったとのこと。

▪️唐菓子(からがし)
写真奥。非常に堅い、捻り棒のような素朴な粉風味(笑)の揚げ菓子でした。
[学び]
スナック感覚の王朝ケーキ、遣唐使が持ち帰った調理の一つ。8種類の唐菓子と、14種類の果餅が記録に残る、とのこと。


▪️強飯(こわいい)
写真左下、手前。いただいたのは、お赤飯というか、小豆のおこわでした。豆の甘さがある、素朴なおこわが、高く筒盛りにされていました。
[学び]
強飯はおこわのことで、当時の宮中での正餐に供されているもの。さらに改まった席では、『高盛(たかもり)』が習慣とされていたそう。



▪️汁物(あつもの)
写真右手前。

▪️白酒(食前酒)、かわらけにて
写真右手前。お雛様の日の子供にすすめる白酒に同じ、素朴な品でした。このかわらけ(手捻りの土のさかづき)はお土産にくださいました。
[学び]
平安時代初期には、今に繋がる酒造のレシピが起こされていたことが、延喜式に書かれています。

▪️米酢
写真右奥、一番右の白濁した液体。
弥生〜古墳時代には、すでに中国から、管理発酵・醸造技術が伝わっていたことが、史実に残されています。
平安時代には、上流階級のみに、薬や調味料として、使われていた記録が残ります。

食の素材の味が強く、塩、醤、米酢を後で合わせる食前は、豊かで、滋養に満ちていました。奥州藤原氏の祝膳は見事でした。
▪️平安時代食。えさし藤原の郷にて、2024年10月に体験。


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平安時代食の工夫に胸打たれる(中編)

2024-12-15 06:39:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★


▪️鮭の昆布〆
写真上方、鴨のお皿の奥です。
色鮮やか!まるく、脂の乗った鮭。素直な食です。
[学び]
魚を塩でまぶし、一晩重しをのせ、水気を絞る。その魚を冷飯にのせ、再び重石をして、数日おく。酸味が出た頃に、魚を取り出して供する。今の寿司の原型と言われているそう。

滋賀に残る熟鮓の原型は、これだろうと思います。寒い北の地だから、これだけ脂を含む魚でも使えたのか?と想像しました(ニッコリ)。

▪️いえつも(煮物)
写真上方、左奥。根菜類を煮て、柔らかくして食すのは、平安時代の民にも一般的であったとのこと。

▪️須々保里 すすほり(漬物)
写真の手前。なかなかに塩が効いてました!(笑)
[学び]
平安時代の漬物には、塩漬け、醬漬けの他に、ニラギと呼ばれる漬物があったそう。これは、塩と楡(ニレ)の粉を和えてから野菜をつける、とのこと。

後から調べてみました。楡の粉とは、楡の木の外皮を剥いだ後の、内皮を干して、臼で擦って粉にしたもの、とのこと。万葉集に記録が残る、樹皮独特の青苦い香りがする漬物になるそうです。
海外の食材にも、elm powderがあることに気づきました。もしかすると、始まりは、渡来の薬(スパイス)の一種だったかもしれません。面白い!


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平安時代食の工夫に胸打たれる(前編)

2024-12-14 07:30:00 | 日いづる国の伝統食
★飛び込み記事です★
いくつか、記憶に残る外ごはんがあります。2024年のうちに書き留めたい!
この記事は、2024年10月に、『歴史公園えさし藤原の郷』(岩手県奥州市)で食した『平安時代食』です。


美しい!奥州藤原氏のお膳を、歴史考証に基づいた再現食を、体験学習しました。


えさし藤原の郷は、歴史テーマパークを呼称されていますが、平安時代の建造物を正しく再現して、テレビや映画の撮影に供されている施設として、観光客の人気とのこと(ニッコリ)。今年の大河ドラマでも使われたとのこと。奥行きのある空間、遮るものの無い空に、うなづきます。


歴史再現の場に、供されていた、藤原秀衡の祝膳です。よく見れば、この写真と、最初の写真は、ほぼ重なります!
金を算出し、豊かであって、歴史に光を残した、奥州藤原氏の祝膳を、説明記録に基づいて、ご紹介します。13の器があります。


▪️調味料『塩、醤(ひしお)』
平安時代の食は、素材の味を食すもの。調味料は後付けで、お好みでつけるスタイルとのこと。
その調味料は三つ、塩、ひしお、米酢です。いわゆる天日干しの塩は、甘さを含んでいて、醤は丸みがあって。
この調味料も、藤原の郷製でしたが、販売は無し。美味しかったので、残念!


▪️一の皿:鴨の醬焼き、鮭の笹焼き、枝豆、栗、大根、大葉
素朴に見えるけれど、奥州市で採れた秋から冬の旬のご馳走であると、感動しました。醤を塗された鴨は甘いし、鮭の脂はまるい。奥州藤原氏の祝膳の豊かさに想いをはせました。
[学び]
・平安時代の肉の調理は、焼き物、煮物、醬漬けにしたしし醤、などが記録に残されているそう。しし醤は、塩辛の原型にあたる調理法で、平安時代からあるとの話に、ワクワクしました。
・魚のうち大きいもの(鮭、鯛)は、内臓を取り、干して、保存食とするのが常で。特別な食は、生魚を香り野菜で巻いて焼いて供されたそう。


▪️二の皿:鮑と大根の酒蒸し
写真の中心にある一皿です。
今に伝わる、鮑の酒蒸しでした。薄く切り、醤を乗せると、うん!美味
当時から、これを手に入れた藤原氏の力を感じます。

▪️三の皿:むなぎ白蒸
写真、上方左奥の白い淡雪かんのような見た目が、この料理です。



外してみました(笑)。ふわふわの淡雪のようなものは、豆腐とメレンゲの蒸し物と思います。鰻の白焼揚げに重ねています。
これに類する調理が、平安時代に考えたとは!
[学び]
豆類は蒸した後、発酵させて食する『穀醤(からびしお)』が、すでにあったとのこと。今の納豆の始まりをみるような調理です。

私が驚いたのは、原始の調理法である、焼く、煮る、干す、に加えて、蒸す、が頻繁に使われていることです。蒸し器を作り、火を差配する技術が使われていることです。
権力者の祝膳ならではと、思いますが、庶民にはいつ広まったか、興味深く思いました。

記事は続きます。お付き合いください。


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京料理のお取り寄せ

2024-10-21 11:22:00 | 日いづる国の伝統食
やっと秋らしくなりました!


外食に出ずに、のんびり食してもらうために。美濃吉の宅配をお願いしました。東京に美濃吉食品なる工場があり、そこから1時間単位の指定時刻で、専用スタッフが配達してくれました。
可愛らしい風呂敷に、お箸やお手拭きも揃って、届きました。


こちらは、ご飯抜きの強肴的な盛り込みです。お魚の幽庵焼きや、卵焼き、野菜の煮方が、京の会席料理の味に沿って仕上がって居ました。



お品書きで数えると25品。ほぼ2人前に分けられる数で整えられていて。重宝しました。
23区内からの配達を使ったお取り寄せは、食のおもてなしの、選択肢を広げてくれる!とわかって、良い体験になりました。


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秋を楽しむ!栗ご飯

2024-10-02 12:12:00 | 日いづる国の伝統食


栗ご飯!食卓に秋がきました。


毎年、九月お彼岸の頃に、埼玉の農家さんがくださる、つやつやの栗たち。嬉しい、季節の贈り物です。


▪️ゆでて渋皮まで剥いた栗

[作る]
1)栗はたっぷりの水につけて、1時間ほどおく。(状態のわるい栗をのぞく。)
2)平鍋に重ならないよう栗を並べ、しっかり浸る量の水、塩 大さじ1を加えて、ことこと茹でる。30分ほど茹で、火を止めて、蓋をしたまま、室温まで冷ます。
3)鬼皮、渋皮をむく。
4)2合の浸水したお米を、通常より控えて水加減し、小さじ1の塩、大さじ1の日本酒を混ぜる。栗を重ならないよう広げて、お米に並べて炊飯する。
炊き上がったら、全体をさっくり混ぜ合わせて、蒸らす。


炊き立て、ゴージャスな一枚(笑)


今年の栗は当たり年?!
粒が大きい上に、ほくほくと、甘いです。
皆、お代わりモードでした。ご馳走様!


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7/1 祈ってくださる方に感謝

2024-07-01 22:52:00 | 日いづる国の伝統食


今年も、六月の晦日に、クロネコさんがインターフォンを鳴らして。一つの箱が届けられて。表書をみて、私は感謝します。

金沢の登志子さんが贈ってくださる願い。七月一日に氷室饅頭を食して、無病息災を願います。

母方の祖父が金沢にゆかりがあり、彼の地を知る大叔母の元に届ければ。色々忘れてしまったのに、懐かしい話をしてくれます。幸せな時を忘れない、幸せの形を、私も見せてもらいます(微笑)。



優しい甘さ、静かな品の良さを、私もいただいて、願います。
去年、いただいたのは、病院で。そこから一年、薄紙をはぐようなペースでしたが、息災にむけて歩いてこれました。護ってくださった感謝を、新たにして。また一年をと、願います。
登志子さん、ありがとうございました。ご縁に感謝です。
(素敵なblogはこちらです→登志子のキッチン


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薔薇で心を満たした後は、口福を(ニッコリ)

2024-06-06 15:40:00 | 日いづる国の伝統食


神代植物公園で、薔薇を楽しんだ後は、深大寺で蕎麦をたくるのが、我が家流。口福(笑)までセットです。
久しぶりの再会を喜んでくださる、昔からの蕎麦屋さんを、気に入りに決めています。
先ずは、板わさ、味噌田楽、にしん煮付けなど、昭和のあてをつまみます。(薄めの、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りに、よくあいます。)


舞茸のてんぷら、厚焼き玉子で、ゆっくり胃を温めます。



最後にざる蕎麦をたくります。ちゃんとした蕎麦をたくると、姿勢が良くなる気持ちがします(ニッコリ)。蕎麦湯をお代わりして、気持ちも柔らかく治りました。
▪️深水庵、調布市深大寺元町5丁目


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魚醤、さつまいも、きのこの、ほの甘い懐かしいご飯

2024-06-01 20:32:00 | 日いづる国の伝統食



食べて応援!は続いています(ニッコリ)。oisixで、
■奥能登の魚醤使用 さつまいもの炊き込みごはんの素
を求めて、椎茸、えのきを足して、炊き込みご飯にしました。

うん!さつまいもの甘い香りに、コクのある醤油系の香りが食欲をそそります。
能登の魚醤「よしる」を使用していると、説明にありました。深いコクは、ここから来ているとわかりました。

説明によれば、「よしる」は、いわしと塩と米麹を漬け込み、ていねいに撹拌し、じっくり発酵させた風味豊かな品とのこと。になっています。
 鰯か!なるほと。これが、さつまいもの甘さを綺麗に引き立てる面白さでした。
キットの舞茸に、さらにきのこを足したのも、香りを増して、良かったです。

我が家に戴き物の魚醤があるので、さつまいも、きのこと、我が家でもやってみようと、思います。魚醤の活かし方を、学ぶことができました。
奥能登の復興がすすみ、旅にいけますよう、願いをこめて!


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