★飛び込み記事です★
今回の札幌で、もう一つ、印象的だったのは、北海道のチーズの豊富さです。チーズにあわせて、蝦夷鹿、熊を活かしたシャリュキュトリを扱うお店も増えていました。
様々な会社から集められてきたチーズ。私が知っているのは、ファットリオ・ビオと、ジャパン・ブルーだけでした。
このメニューボードをみて、本当に嬉しく注文しました。(笑)
話を、始まりに戻します(笑)。
こちらのバー・レストランには、チーズを食しに伺いました。チーズとワインを扱う店で禁煙であることが、最初のポイントでした(笑)。
アルコールを供する店の喫煙率の高さは、残念なことと私は思っています。
お店の佇まいは、ワインバーの意識で、大人の印象がありました。
会議が延びて、九時近い入店でしたから、一気にワイン、サラダ、チーズをオーダーしました。ゆっくり食したい、との希望に応えてくれて、丁寧に供してくれました。
ワインはトスカーナの風合いある赤、2012年を選びました。ゆっくり食すには、よい相手のはず(ニッコリ)。料理が美味しくて、一本では足りなかった時のために、メニューの欄外に、他にも選択肢があることを確認しておきました(笑)。
彩り豊かな野菜を、チーズ薫るドレッシングで和える。瑞々しく、食欲が立ち上がる、いいサラダに疲れがふっとび、笑顔になりました。
選んだチーズの五種盛り合わせです。(最初の写真です)
協同学舎の雪(カマンベール)、レフェルベソンズにおかれもするジャパン・ブルー、江丹別の青いチーズ、おこっぺ有機セミハードチーズ、カチョカバロ・アフミカータを、選びました。
あ、いいな! 風味が豊かで、穏やかだけど印象的で。北海道のチーズのレベルは、来る度に上がっていきます。
私たちの国の大気と水にあうチーズです。
ドライフルーツの取り合わせもよく、メルバトーストの食味もよい。チーズを専門とする店であるの、くっきりと感じました。
子供が減り、牛乳の消費量が下がっている今、次なる力になるチーズが豊かであることは、畜産の未来に繋がる力と、私は信じています。
北海道ソーセージ 三種の炭火焼きは、蝦夷鹿、子牛、豚でした。正直に作った真面目な味がして。焼いた香ばしさの中に、ジューシィさを与える、活けたソーセージでした。
こちらのバーは、肉、いけるな、と思ったので(笑)、ラムラック、タリアータを、夜遅くですが、注文しました(笑)。
いい焼き方をする。肉の焼き方にこだわる方の多い、札幌ならではのラムでした。
ここで、少しく残念なことはありました。ワインがリスト・アウトし、代わりに勧めて下さる物が、明るい、軽いワインであったことです。
奥尻島でワインが作れて、それがフレッシュで気楽に呑めることは、嬉しい驚きでしたが、トスカーナの2012の後に、肉を食べるタイミングでは、難しいことでした。
順番が逆であったなら、私は嬉しい気持ちで、奥尻のワインを調べて、皆さんに伝えたかったと、思います。
「Okushiri」はシーフードにあう可能性を感じさせる、明るい赤でした。青空の下で乾杯したいワインでした。
トスカーナの後では難しいが、ボルドーを注文して、新たな気持ちで、肉、いきます(笑)。
きちんと報告対応をし、料理仕事の優れていることが、こちらのバー・レストランを離れなかった所以です。
■和牛・ランプ肉のタリアータ
これは美しい仕事でした。美味しくいただけて、楽しい気持ちを取り戻しました。
そこで、もう一皿。チーズを選んで、食しました。
最初とは違う品を選び、拡がる可能性を確信しました。
雲丹のクリームチーズ・パスタは、本日、雲丹の入荷無し、との事で、チーズ・リゾットを。(ニッコリ)
丁寧に仕事をしてくれた、締め括りでした。
最後にお店の名前をあげるのが、私の流儀ですが、今回は辛口の内容を含むため、記名は避けました。
チーズの拡がり、お料理の仕事の良さ等、嬉しいことを沢山わかったバー・レストランでした。
お寺の屋根が流されていく、悲しい津波の奥尻島が、美味しいワインを生み出してきていることを、教えてもらった、感謝もあります。
次の再会に期待するお店です(微笑)。
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