過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

茶色弁当はローリング・ストック整理から生まれる

2020-08-31 07:42:33 | 美味しい食



おはようございます。8月最後の月曜日。今年の2/3と思うと、愕然とします。
桜の後、雨が続いて、猛暑で……、毎日、何かしら警戒注意して……と振り替える日々。

さぁ、ここから、も少し丁寧に日々を意識しなくちゃ(微笑)。元気出していきましょう。

秋に向かう期待を込めた茶色弁当です(笑)。
○頂戴した干し筍を使いきり、筍と油揚ご飯
○載っけ:干ししじみの生姜時雨煮
○ひじき薩摩揚と白木耳のこっくり含め煮
○ブロッコリの胡麻和え
○若芽と葱、お麩のおつゆ
○麦茶

乾物調理が多いのは、ローリング・ストックを整理した結果です(笑)。防災の日、目前です。台風の季節になる前に。


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晩酌が、キーワードの食卓(笑)

2020-08-30 17:00:00 | 美味しい食
一月前の我が手間貯金(笑)の他にも、ひんやり美味しい、汲み出し豆腐の力も借りて、キーワードは「晩酌」で、集合させた食卓です(笑)。



○旬野菜と牛すじの沖縄・油味噌煮
○フリルレタス
○拍子木煮豚いり金平牛蒡
○ハッシュド・ポテト、七味がけ
○おぼろ豆腐、とうもろこしソースがけ
○カシューナッツ、山葵衣
○ハイボール



牛すじと獅子唐を巻き巻きして。
ピリッとする辛さも、爽やかに受け止めるレタスの健やかさ、です。(ニッコリ)


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小分け冷凍の手間と季節の野菜と

2020-08-30 12:24:00 | 美味しい食
こんにちは。毎日飽きずに、熱帯夜と猛暑日が続く東京です。雨ばかりだった7月と、足して二で割りたい、とせんないことを思っています。
熱波で、次々と庭木が弱るのを、水やりしながら応援するばかりです。



長く火の前に居るのは、つらい時期。先月に、たっぷり煮て、小分け冷凍しておいた我が手間に、いま助けられています(ニッコリ)。

■旬野菜と牛すじの沖縄・油味噌煮
※元の牛すじ煮は、玉葱、根生姜と共に煮こみ、日本酒、味醂、醤油で調味してあります。

[作る]
栃木の玉こんにゃくを、あく抜きに茹でこぼす。厚手の鍋で、乾煎りする。
乾煎りした蒟蒻に、牛すじ煮込みを、半解凍のまま加えて、日本酒少し、千切り生姜を加えて、ことこと煮る。
食べよく切り分けた茸(生木耳、あわびたけ)を加えて、ことこと。沖縄産の油味噌を、大さじ 1ほど溶きこむ。
ついで、旬野菜(茄子、赤ピーマン、獅子唐)を加えて、ふっくら煮る。味をみて油味噌を加減する。器にもってから、胡椒をガリガリ。

沖縄の油味噌は、くっきりした蛋白質の香りを感じる、おかず甘味噌です。そのまま、胡瓜を付けて食すだけで、ホッとする前菜に。
今回は、こくと旨味を手軽にのせるために足しました。作りおき冷凍を生き返らすには、お酒と新鮮な食材と、甘味を足すの、ポイントです。(ニッコリ)

熱々をハフハフ、もあり。
ちょい冷まして、フリルレタスで巻いて食べるも、よし。

時間と手間を、用意した、先月の自分に感謝。るん♪


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江戸から現在に繋がる食 4. ひんやり!紅白白玉

2020-08-29 20:00:00 | 日いづる国の伝統食


■ひんやり白玉
歌川国芳の「名酒揃 志ら玉」に習った、紅白の白玉。可愛いくて、素朴な……金魚を想像する、色の組み立て(ニッコリ)。



紙ナフキンを巻かれた、ロング・スプーンが昭和! これは、パフェ用のスプーンな気がします(笑)。

この白玉は、江戸時代の料理本に習って、さらし粉を使っているので、茹でて、お餅のような食感を感じさせます。今の白玉よりも、もっちりしていて。
冷蔵庫のない夏に、冷やして健やかなもっちりは、砂糖水の中で、どんなに贅沢だったことでしょう!(ニッコリ)

この紅白は、白のベースを半分けして、食紅で染めた赤を、あわせて丸めて、作る紅白。
他に、くちなしで、黄色に染めたものもあったと、記録にあって。
浮世絵の一部、錦絵にみる彩り豊かな、江戸の食は、本当にリアルな彩りであったと解る、水物の楽しみでした。

浮世絵展をみてから、余韻に食すのもよし。楽しいコラボ食でした。
■Cafe THE SUN、森タワー52F


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江戸から現在に繋がる食 3. 殺菌するかのような なます

2020-08-29 12:24:00 | 日いづる国の伝統食


■鰹の鱠 御膳
○鰹の鱠 (かつおの なます)
○玄米ご飯
○切り干し大根
○ミニそば、いわゆる、お江戸のタヌキ(揚玉のっけ)
○香の物

メニューの紹介には「酢で軽く〆た鰹に、葱、青紫蘇、生姜、茗荷をたっぷり載せた、鰹の鱠。」とありました。

現在の鰹の鱠は、たたきにした鰹のさくを切り分けて、三倍酢をかけ回して供します。おろしを合わせて、三倍酢を掛ければ、みぞれなます、と呼ぶ、風流さです(ニッコリ)。
たたきにするとは、藁火で表面を炙り、旨味を閉じ込めて、なかは生に保つこと。

こちらのお皿のは?
鰹のぶつで、生に見えます。縁が白いのは、火入れしてないなら、何故?(笑)

食べてみましょう……端っこを、チョビ。
うわっ、ぶつ切りの端っこは酸っぱ!
うわぁ、酢〆だ、これ!
それも、軽くじゃない!(笑)
鰹のぶつの縁が、白変しているのは、火入れじゃなくて、酢で〆たから、でした。驚きの調理法(笑)。

三倍酢の円やかな酸味ではなく、きっぱりとした、潔い酢の味が鰹を取り巻く。経験のない味です。その廻りに香味野菜が香りを重ねて。
うん、驚きの後にくるのは、感動でした。
ひたすらに、ご飯を欲する味だから。食べて玄米ご飯の甘さを、嬉しく思う鰹だから(ニッコリ)。
葦原の瑞穂の国の食、豊かな江戸の町民食と思いました。
やるな!コラボ食! 江戸の食のバリエーションに胸踊りました。


こんな御膳が、四通り、準備されていますが、二人では二種が精一杯。ですが、単品で、主菜だけを注文できると聞いて、おまけに、試しました。(もう一種は、鰻の串焼きでしたので、置きました。)



■ひじきと鶏肉の捏ね煮

鶏肉、豆腐、ひじきの柔らかい捏ね(つくね)を、甘辛いタレで、さっと煮付けて、大根おろしを添えた品。
これは、そのまま、現代の定食に、有り得る組み立て、味でした。(ニッコリ)

よく笑って、楽しんで。もひとつ、甘味も、いってみましょ。


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江戸から現在に繋がる食 2. 欄熟した町人文化を示す御膳

2020-08-28 17:17:00 | 日いづる国の伝統食
森アーツセンターギャラリーで開催中の、「おいしい浮世絵展 ~北斎、広重、国芳たちが描いた江戸の味わい~」の鑑賞券を必要とする(笑)食のいくつかを、これからご案内します。(ニッコリ)



■おいしい浮世絵展 御膳
○握りずし
○ふわふわの卵とじ丼
○豆腐田楽
○海老の天ぷら
○水菓子・すいか



大人のお箸と並べると、この物体(!)の大きさが伝わるでしょうか?(笑)
今の「握り」のご先祖は、女性の片手に余る、グワシッと手掴みしないと、持てない、表記どおりの「握りずし」だったのです。

鮪の赤身、厚切りを二枚、重ねて握った、ほの温かい酢飯なのです!
寿司の始まりは、ファストフード。働く人の小腹を満たす、立食いであったとは聞いていましたが。よもや、温かさの残る酢飯の、たわら状で片手にもてるおむすびタイプとは思いませんでした。
そして、この形を見て、手にすると、食べやすくするためにも、鮪の漬け、は生れたと、分かります。味がしっかりして、堅さを増したほうが、食べやすいから!
面白い! 体験が知恵を加速します(ニッコリ)。

握りずしは、欄熟した町人文化が花開いた、文政年間(1818-1831)に生れたと伝えられています。シーボルトのスパイ疑惑があり、異国船打ち払い令がでた、鎖国から扉が開かれようとした時代。町民が豊かな力をもって、時代の変革に向かおうとした時代です。
沢山の人をもてなすために、作りおいて出せるフィンガー・フードは重宝だったことでしょう。

卵とじ丼:ふわふわの、汁だくのかき玉を、白飯にかけた物でした。塩気が気持ちよく、さらっとイケる、強飯を喜ぶ下町の昼餉だったかな?と想像しました。

豆腐田楽:塩っぽい味噌を溶き延ばして、木綿豆腐にぬって、火鉢で炙ったかと思う、素朴な品。桜の頃の屋台に同じ味でした。

海老の天ぷら:今のパリッと衣ではなく、昭和に近い、しっとり衣です。

すいか:これは懐かしい。水物と呼んだ、薄い砂糖水に、角切りにしたスイカを浸け置いた品。
ちびの頃、井戸水で冷やした硝子鉢にいけてあって。氷みかん、白玉が一緒に入っていて、「逗子のおばちゃまの昔フルーツポンチ」と呼んで喜んだ、思い出が、甦ってきました(ニッコリ)。

展示会とのコラボ食という、こだわり。
これらの食が、実は同じ形で、浮世絵の中にあるのです。(ニッコリ)
浮世絵の中の江戸の食が、現在に繋がる食なのです。

■Cafe THE SUN、六本木ヒルズ森タワー52F


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江戸から現在に繋がる食 1. 美味しい浮世絵展を見に行く

2020-08-28 15:16:00 | 日いづる国の伝統食
本来は春先の公開の予定でした。
『おいしい浮世絵展』
森アーツセンターギャラリー、六本木ヒルズ、9/13まで

COVID19の感染拡大に伴う、緊急事態宣言に従って延期されて。予約による入館人数制限、マスク、距離確保、発話制限等を備えて 、7月半ばに開催に漕ぎ着けてくれました。

代休と予約が噛み合って、やっと私も滑り込めました(ニッコリ)。


※ 館内は何ヵ所か、撮影が許可された場所以外は、禁止です。こちらは、実際の浮世絵を拡大複製貼付した作品で、撮影が許可されています。

浮世絵は、江戸文化の豊かな外交官です。江戸以外の町へ、世界へ、豊かな特別な風俗を伝える力を、示してきました。
現代の私達から見れば、江戸の風俗史を伝えてくれる、芸術作品でもあります。

今回の展示は、その浮世絵の中に描かれている「食」に着目しています。

舞台で見栄を切る、役者が、鰻をさばいていたり。
美人画に描かれた姉様の、ちがい棚には、大皿に盛られた食やお酒が並ぶ。
川開きの花火を見上げる堤や、掘割には屋台が並び、あずま屋には団扇片手に、ばくつく人が描かれて(笑)。

鰻、すし、蕎麦、天婦羅、豊富な魚介、水物に徳利。調理から食すまで、実に丹念に描かれていました。

引用した浮世絵では、屋台が隙間なく並び、お客様を呼び込んでいます。お洒落した大人の賑やかな集まりが、江戸の賑わいを、くっきり示しています。
すし屋、団子屋には、品が山と積まれていて。提灯に火が入って。

三密を避けて、と厳命される日常から、まったく違う、祭りのざわめきが、聞こえてくるようでした。胸に沁みました……。



出かけていく食だけではなく。
江戸には、担ぎさんがいて、屋台を運んで、辻まできてくれる生業もありました。
これは蕎麦の担ぎ屋台。お声をうけて、卓を設え、熱々を作ってくれた、選択肢のある、江戸の豊かさが伝わってきました。

会場には、沢山の浮世絵、下絵、当時の帳面、双六が展示されています。
また、コーナーごとに、当時の流行りを再現した、食のレシピも、掲示されていました。
見歩くうちに、きっぱり、お腹が空いてくる(笑)、展示会です。どうか余力をもって、観覧してください(笑)。



ワタクシは、先にお腹を整えてから、観覧しました(笑)。展示会に併設した、江戸の再現食の企画も、とても楽しみに待っていたのです。
では、記事を改めて、次に進みます(ニッコリ)。今の私達の食は、江戸時代に繋がっているのです。お楽しみに。


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休みならではの、ゆとり朝ごパン(笑) /インサラータ・マチェドニアを作る

2020-08-27 12:12:00 | 美味しい食


代休の日の朝食。お皿遊びが加わる(笑)、ゆとりある食卓に化けます。

○焼き暖めたブール
○はさみ素材:熟成生ハム、イングランド・チェダーチーズ、塩レモン胡瓜、ミディトマト
○スープ(バジル、じゃが芋、人参、玉葱、椎茸、プレーン・ソーセージ)
○インサラータ・マチェドニア(あかつき桃、キウイフルーツ、仏手柑絞汁➕オリーブオイル)
○ペリエ



■インサラータ・マチェドニア(写真の右手)
桃パスタを家で楽しんでから、フルーツをサラダ感覚、野菜感覚で、食卓の一部に並べるの、好きになりました(ニッコリ)。それまでは、デザート感覚でした(微笑)。

[作る]
フルーツには酸味のある品を、一点は使うことを、お薦めします。
冷やしてから、剥いて。仏手柑の絞汁をかけまわしてから、新物を開封したオリーブオイルを、タラァリ。瑞々しさをキープします。


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本みりんでご飯がすすむ照焼を

2020-08-26 15:30:00 | 美味しい食


頂戴した本みりんを活かして、照りの美しい、こっくりしたおかずを作りました。

■鶏ももと獅子唐の照焼
[材料] お弁当の主菜 二人分
鶏もも肉 80g
獅子唐 10本
白ブナピー 2/3パック
胡麻油 適量
すり下ろし生姜 小さじ1
○濃口醤油 大さじ2
○本みりん 大さじ2
○日本酒 小さじ2
お好みで、白胡麻、七味唐がらし等

[作る]
1)鶏ももは、薄くそぎ切りして、ごく薄く薄力粉を刷毛塗りする。獅子唐は、ヘタと先端を削ぎ、中心に空気抜きの切り目をいれる。ブナピーは石附を切り、食べよくほぐす。
2)○の調味料を合わせておく。
3)フライパンに胡麻油、すり下ろし生姜の香りをのせて暖め、鶏ももを並べる。弄らず、蓋をして、中火で焼く(火が通れば、するっと動く)。
4)鶏ももを、ひっくり返し、獅子唐を脇に加えて、焼く。
5)獅子唐がはぜたら、ブナピー、ついで、合わせ調味料を加えて、ざっくり、煽り炒める。
火を止めてから、お好みで、白胡麻、七味唐がらし等を、どうぞ。



しっかり冷ましてから、お弁当にトップ。
ご飯がワシワシすすむ、載っけ弁当にしました。好評でした。るん♪



日本の食卓をお酒のチカラで、もっと美味しくをテーマにした、「タカラ本みりん レシピコンテスト2020」に参加するモニターに選んでいただきました。ヒントになる冊子も添えて、本みりんを贈ってくださいました。

濃口醤油と本みりんを等量づつ合わせれば、照り焼きのタレ、バッチリです(ニッコリ)。

タカラ本みりん簡単料理レシピ
タカラ本みりん簡単料理レシピ

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二種のつゆで、楽しむ、牡丹蕎麦

2020-08-25 14:28:00 | 美味しい食


ざる蕎麦をたくるのが、嬉しい時期。
この日は、石臼曳き粉からの牡丹蕎麦を使い、二種類のつゆ、温冷で楽しみました。
冷:牡丹蕎麦に供された蕎麦つゆ
温:鴨汁



長葱は、胡麻油でじっくり焼いてから、鴨ロースを、昆布出汁➕生姜➕味醂➕日本酒➕白だし醤油と、煮た鍋に、加えて、くったり煮ます。
お好みで山椒をふって。

蕎麦の風味を味わうなら、キリッと薫る蕎麦つゆを。
お休みの日のご馳走感なら、鴨つゆを。(笑)



今年はじめて頂戴した白ゴーヤ。二色の木耳、椎茸、ツナと炒めあわせて、チャンプルーに。
さっぱり苦味を楽しむ、おかずになりました。

デザートには、初物の、有りの実(梨、埼玉県の赤玉梨)を。まだ暑さは続いていますが、季節は回りはじめているようです(微笑)。


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