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日曜日、用務先へ向かう間に、上野恩賜公園を通り抜けました。
五分から七分の桜が、静かに開いて。
花は変わらず、そこに在りました。
シートをひいて、自分達だけ楽しむ場所を分取る姿が禁止された路は、実は誰にでも、花が近い。皮肉にも、美しい桜を、ありのまま、楽しませてもらいました。
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今日も、世界中で、看取られることなく、断ち切られる命が、たくさん在って。悪意もないのに、誰かの命を奪ってしまう、保菌者になる可能性がある中で。
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今日も、世界中で、看取られることなく、断ち切られる命が、たくさん在って。悪意もないのに、誰かの命を奪ってしまう、保菌者になる可能性がある中で。
人間が手を取り合い、肩をくみ、ほほを寄せて話すことを、止めろと言われる状況が起きていて。
そんな中で、世界から人を招くのは、勧められない。
震災から九年目の、東日本復興のトーチであるならば、世界中の人に見える場所に掲げて欲しい!
延期は決して敗けではない!
命を護ること、手を取り合う生活の自由を護ることは、人間の暮らしを護る選択肢と思います。
医療が保障されているゾーンに留めて、うつ手を見つけなければ、弱い人が亡くなっていってしまう危険に、いま、世界は直面していると思います。
無駄に恐れるのではなく、個人は生活して。オリンピック・パラリンピックは延期して。
人が死んでいく時に、掲げるべきはトーチではない。国境を超えた、知恵と協力の輪と思うのです。
2020/03/23 過労死予備群 謹書