昨日の荒れた天候はとりあえず落ち着いたので棚田の再生に出かけた。途中、食草・食樹のエリアを通ったら1本根こそぎになっていた。
「昨日の強風にしては…」と怪訝に思ったが植えなおして他の木々に目をやったら1本消えている。抜いた痕に靴跡があったから盗まれたと木がついた、いやこの場合は木は抜かれたから「木はつかない」ので「気がついた」のであった。
放り投げられた木は、根回りが悪く、その上抜いたときに細根も切れていたから捨てたのだと理解した。大事な樹種だったのだが、盗られた方は素性も良い幼樹でもあって持ち去られたのであろう。
この樹種は庭木に人気が出ている木で、おそらく近在の園芸店、植木屋などでも在庫はまずない野生樹だ。おそらく木の事を知っている輩の仕業だろうが、こんな輩は結構多い。
幼樹に支柱を立てれば抜き取る、丸太で橋を架ければ落とす、育生樹・景観樹等を痛める、等々きりがない。人が入りやすくなれば竹林の次世代が育たないように、このようなストレスも増大するか・・・。木鶏でいるのは難しい。