トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ゲホゲホ言っては砂を吐く…

2018-05-16 | 水辺環境の保全
 取水升からエンジンポンプによる強制通水を行って通水を確認。ポンプ稼働中に電話で吐水口での吐水確認をしてもらった。「細濁りの水が出ている」との返答だったから更に10分程の送水を行い撤収した。
 その後、拠点駐車場に戻り吐水口まで自分で確認に行ったが水は出ていない。水桶周囲やそこから流れ込む上の池には薄茶色の汚れが見られたから「通水した」との確認はとれたものの断水状態だ。
 強制通水しても取水口からホースを抜きとる際はエンジンを止めなければ抜け取れないから停止後に抜きとるのだが、この時陰圧が掛かるようで一旦は吐水が止まるのは常態なのだ。
 おおむね翌日には吐水が正常に戻るから今回も「翌日に確認しよう」と帰宅する。

 翌7日は雨、吐水確認だけだから出かけてみたものの吐水は無かった。駐車場トイレの蛇口から勢いよく水は出てくるから、その分岐から吐水口まで200mの管内の異常かと想像したものの降雨中で作業は出来ない。この部分は緩やかに上昇していて吐水口と取水口の高低差は僅か3mしかないのである。
 それはともかく、とりあえず更に150m戻った排砂バルブを開いてみる。最初は薄茶色の濁り水が流出してきたが、それと共に砂礫も流れ出している。今までバルブの操作をしていても、これほどの排砂があった事は無かった。
 水の流出も波があって「ゲホゲホ」音を出し水流が乱れた後に排砂量が増えるのが面白かった。今回の排砂量の多さは見当が着く。度重なる出水で取水升が取水口上部まで砂礫で埋まってしまった事と関係しているのだろう。ここまで堆積したのは初めての事なのだ。

 「いつ排砂終了するのか…」と気になって見に来た、昨日作業を手伝ってくれたYさんと傘を差しながら待つこと1時間、ようやく砂の量も減ってきたから一旦終了とした。林道上には座布団1枚分程度の砂礫が残った。この排砂作業で水圧が戻れば吐水するかもしれないので確認は翌日以降に持ち越し。念のために経路の標高最低部排砂バルブも開けるつもりだ。
 バルブを開けた ➡  砂金は出ない ➡  筍の皮で排砂を観る