トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

オオゴマダラであるはずも無しで…

2018-05-24 | 小父のお隣さん
 擁壁の上部を覆っていたミヤマハンショウヅルの花は全て折り取られ無残な姿を晒していたその中に見慣れないチョウがいる。
 「ゴマダラチョウ科?」とまでは推測できたが、初めて見たチョウでもあるし家で写真対照をしてみた。撮影中は翅を閉じたままで広げてくれない。一度だけ開いたけれどケータイではピントが合う時間も無く撮影できなかった。
 開長は80mm程度と見て、その時の印象も含め図鑑を眺めても「オオゴマダラ」に似た印象は出てこない。白黒模様の細かさがオオゴマダラ風でなく荒かったのだ。

 なおも白いチョウを探しウスバアゲハも目についたが体色や翅模様が異なる。これで迷宮入りは確定!。飛び立たない理由は程なく判明し、それは羽化直後だったからに違いない。ミヤマハンショウズルのなかに抜け殻があった。オオゴマダラの食草は「ホウライカガミなど」となっていたが小生、ホウライカガミなど知りもしないのだ。なんたってオオゴマダラも沖縄地方の生息種だ。

 今回の事で思い出した事がある。半月前、トンボ池から駐車場方面を眺めた折り、樹冠付近の白い飛翔体に気が付いた。その時は「まっ昼間からオオミズアオが飛ぶなんて…」と思ったのだが、ひょっとして本種だったかも…。今となっては確認の術がない。撮影出来ても正体不明なのだし…。
 ただ一度きりの我が人生、無駄や徒労で刻々と過ぎて行く。まあ、目の保養、独りだけへのご褒美と思えばニヤニヤは出来る。イヤイヤはしない。

  羽化体     抜け殻     抜け殻と羽化体

追記 
 24日フイールドの見回り中、頭上を飛翔していった本種を見た。帰宅してから苔を見るために背後の山、農道を走り頂上まで行った。公園になっており園芸種のサツキ「大盃」が背丈を超える高さで開花している。これを目当てにアゲハのモンキ、ナガサキ、ジャコウ、クロ等々入り乱れている。その中に本種もいたのだった。飛翔速度は早くすばしっこい。

 PCでの検索ではヒットせず、書店で開いたら「ゴマダラチョウの春型」だった。そっくりな写真も掲載されていたから間違いないだろう。小生、春型夏型を言うのはキアゲハ程度の認識だったから、他種にも春夏のタイプがあるなんて思いもしない。

 それはともかく「ゴマダラチョウ」は結構いるのが理解できたが、昨年までは見ていないのだ。ナガサキアゲハの例をとるまでもなく、アカボシゴマダラも繁殖するようになったから「増えてきた」と言って良いだろうが、それよりも「マダラボケ」注意報のサインかも…。ゴマシオはとうに終わっているし。

表流水の制御

2018-05-24 | 今日は真面目に
 林道を流れ下る雨水がカーブの地点で駐車場に流れ込む。このため駐車場が浸食され車の走行にストレスがあるようになった。
 酷く流出し大石も露出してきた部分には2月の定例会で土を被せ覆い、入り込む表流水の排水路も穿った。これにより土を被せた部分の浸食は防げるようになったものの、排水路でカバーできない表流水でV字浸食は続いている。

 これを緩和するため林道に表流水を切断するための溝を穿ってみた。これで排水路にかからず流れてしまう水流を排水路のキャッチ範囲に流し込む算段だ。ジスクグラインダーにコンクリートカッターを装着し路面をVカットしてタガネで斫りとった。大きな溝ではないけれど表流水を遮断すれば良いので大丈夫だろう。
 確認するには降雨状態の時に見れば良い。その前にバケツで水を流してみたら、溝でとらえきれず溢れた水流は排水路の下手にまで路面を伝っていく。

 そこで排水路の上手に1m程度の補助溝を加えてみた。これにより溢れた水流を捕捉出来るようになったのでとりあえず作業を終える。
 実際の流れを確認しつつ溝の拡幅や延長を行えば目的は達成できるだろう、

           溝切りこみ中   ➡    水を流して確認する