

池の中にはニホンアカガエルのオタマジャクシが見られる。この成体は水辺を離れた位置でも見いだせるようになった。それだけ数が増えたのだろう。今季の卵体は15ほどあったけれど、オタマジャクシは群れないし保護色で動かなければ気付く事は無い。
モリアオガエルは例年より早い産卵で、シュレーゲルアオガエルも産卵期に入ったが、その産卵が怪しいのである。通常は水際の発見されにくい窪みなどに産み付けているのに、今期は水際から離れ乾燥するような環境だったり、水面上のカサスゲに産み付けたりと「大丈夫か?」と尋ねたくなる有様が目立つ。



小生的にはカエルが増えたからとて、どうと言う事もないけれど、カエルが命の糧になる猛禽類や蛇様には有難い事、この上ないだろう。
多少とも生息数を増やしてきた泥鰌も大切な存在に違いない。池に留まらず流下する個体も多く、その大半は途中で水枯れするから空しく絶命する。これを少しでも減らすため下流部のプールで捕獲し上の池に戻す作業も開始せねばならない。
数匹、自宅の池に放したドジョウは親指大に育って、開けばウナギの代わりになりそうと思いつつ、我が家の食物連鎖には組み込むことは無いのである。