トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

林床に光を、で間引き

2021-05-02 | 今日は真面目に
 拠点登り口斜面、樹木が育ってきたから雰囲気の良い林相を呈するようになったのだが、樹木の成長度合いが異なるので「日当たりを確保したい樹木」が日陰の身になる事はしばしばなのだった。この選抜はある程度若葉が充実して林床への日射の届き具合を確認してからでないと「もったいない事をした・・・」になりかねない。
 今回、日照を増やしたかった樹木は実生の渋柿とトチノキの2本だ。この二本は段々の上下に位置しているのだが間にあるヤマザクラ2本とクヌギ1本の生育が早く日照を奪ってしまった。

 ヤマザクラは実生で鳥の糞由来で素性を観てからどうするか決める対象なので今回は除伐。クヌギは植栽樹だけれど周囲に数としては1番の樹種なので除伐、としたのだった。結果は当然大正解、晴天が明晰のぽっかりと陽光差し込む空間が出来たのだった。他の場所でも林床への日照を考慮すると除伐対象になるヤマザクラが多いのだけれど、惜しんでいては林床は暗くなるし樹は育っていくし、やはりふんぎりは必要なのだった。
 作業前   ➡    3本除伐、この位置からだと効果は見え難い

下の段から見上げると明るくなった