トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「バナナチップスクラッカー&蘇クラッカー」

2021-11-09 | 何よりの楽しみ
 肘や腰の負担が大きいのはしょうがない。フイールドの作業の大半は腰も使うししっかりホールドして負荷に耐えなければならない作業が多いのだ。この日も絶好の秋晴れだったが前の日には林接池の拡幅で堤を補修したりして、少しは身体を休めなければとフイールドは中止。とは言えお決まりの受診があって郵便局へは小包を出したりで午前は終わった。
 午後の時間つぶしにかねてより思案中だった「バナナチップス」でクラッカーを作ってみる事にした。ついでに蘇でも改めて作ってみる事にしたのだ。

 蘇は外出帰りに牛乳を購入して昼食前からホットプレートで水分を飛ばす。耳たぶ程度まで煮詰め冷えたところでベーキングパウダーを混入し生地の完成。これを3mmの厚さに伸ばして切り分け、フォークで穴を開けるのは通常の手順だ。オーブンを予熱し170度13分焼いた。裏面が少々焦げたから温度か焼き時間を少なくすれば綺麗に焼けるだろう。もともと素材は生でないから焦げ目がつかなくても食べるのには差し支えが無い。これはバナナチップスのクラッカーも同じだ。

 バナナチップスの粉末は石臼で挽こうとしたのだが全く進行しない。事前に潰して落とし穴を通るサイズにしても駄目だったのだ。原因は「バナナチップスは乾燥させたのではなく揚げた製品」だったことに由る。石臼も油分を吸って摺り溝もバナナチップスが詰まり排出機能が全く働く事も無いので、いわゆる目詰まりに終わった。
 結局、フードプロセッサーを出して粉砕したけれど粉末状にはならず少し粗めの粒子でクラッカーを試作した。これには卵1個とベーキングパウダーを加えただけで焼いてみる。砂糖もバターも加えなかったのは既に油分があるからで、甘味はバナナチップスの甘味で十分だろうとの判断による。
 焼き上がりはバナナチップスほどの美味しい感じは無くなって期待外れだ。次なる時はバナナを潰しバターと砂糖少々加えて作ってみる事にした。きっとこっちの方が美味しいだろう。

 かくして秋晴れのもったいないほどの一日、ステイホームで終わったのだが、それも一興だろう。今回の「エッ!品試作」出来栄えはほどほど、時間つぶしには合格点。ホットプレートで煮詰めていた妄想が来た「やろう!ミカン、リンゴ、砕いて煮詰めて焼いてみる!」・・・かくして日本晴れの一日はあっぱれ暮れたのであったわい。

**今日の都々逸

2021-11-09 | 小人閑居して憮然
                コロナで困窮
                糧すら無いに
                歳費全額
                詐病病み ハアコリャコリャ
                

巡回路のリスク減少に

2021-11-09 | 今日は真面目に
 水見回りは必須の日常管理の一環だ。稲作農家だった実家では朝食前に田んぼの見回りを済ませるのが日課だった。山羊や牛を飼育していた頃は「朝草刈り」と言って自転車の荷台に草を山積みにして帰ってきていた。これと稲わらを押し切りで短く切って糠を一升ほど、塩はパラパラと振り掛け、与えるのは小学生頃からの仕事だった。飼い葉桶は小学生なら入り込めるほど大きく牛の鼻先まで曳くのは大変だったのを思い出す。

 さて、水系の維持に欠かせない水見回りなのだが、棚田跡と言う地形もあって各棚から棚へは急傾斜の法面がある。ここには段々も削らないまま使っていたけれど滑りやすい箇所なのは当然で、それなりの注意は払っていた部分であった。しかしスリップし転倒して骨折なんて事態を引き起こさないように、寄る年波も考慮して段々を設える事にした。全ては除伐材の活用である。

 最上段、上の池からのオーバーフロー部丸太ダム脇の設え。
 丸太ダムも当初から比較すれば高くなった。理由は上の池の土砂堆積であるが浚渫などは出来かねるから水深維持にオーバーフロー部を高くしてきた結果である。クヌギの幹に手を添えて下っていた関係もあって斜めに設えておく。

 二棚と三棚法面の段々設え。
 三棚は林接池があり流入水は北側の「ヤンマの流路」からパイプで導入している。出水時には取り入れ口が土砂で詰まるし、これを放置すると漏水の激しい林接池は減水してしまうから取水部とオーバーフロー部を通る様に巡回路を通してある。段々の下に立てば取水部で確認は容易。期せずしてポイント、ポイントを繋ぐように経路が出来ている。

 三棚と四棚の法面の段々設え
 この法面踏み跡は北側が沈泥池兼分水池で南側が二つ池になる。滑って転べば「池ポチャ」の可能性も高い。段々の各面を掛矢で打って固め歩いてみると階段状の設えの楽さと安定感が実感できる。傾斜のある土の面を歩くのと比べれば雲泥の差なのだ。日々の通り道とは言え、なかなかここまで手が回らなかった。

 四棚と五棚との法面の設え。
 草を刈り法面を露出させて段々の設えに適した凹部を出した。元はと言えばここを歩いていた窪みなのだ。杭を打ち始めた頃に小雨が落ちて来た。予報より早い降雨の始まりなのだったが、作業を中断して見物に来たYさんが手伝ってくれたのでその分早く終了出来た。これで十分なのだが、上端にあと二段付け足せばより歩きやすくなる。この日はそこまでできる空模様ではなく、予定の作業が終ったとして早じまい。