トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「菊花と車麩の煮付け」

2021-11-15 | 何よりの楽しみ
 郷土料理に「菊花と車麩の煮付け」があるかどうか知らないものの「菊花と車麩」は郷土で馴染んだ食材である。またまた菊花の調理となると隠し通す事も出来ない「バッカリ食」の泥濘路で脱出できずにいる小生なのだが満喫で「極楽極楽」もまた現実なのであった。

 出汁が切れていたので今回はコンソメスープで煮浸けてみた。翌日は降雨予報なので、これを副食に1日を生き延びねばならない。フイールドで採集したキクラゲ少々あったから入れるつもりだったけれど、急遽シイタケに変更した。キクラゲはキクラゲだけで堪能したいのだ。
 シイタケをコンソメスープの中でひと煮立ちさせ車麩を加えまたひと煮立ち、最後に食用菊花100gを投入し火を通して完成。食事時を待ちきれずつまみ食いしてみたらシイタケにも車麩にも菊花の香りが燦燦と立ってくる。口の中でも充満するのであった。この満足感は食用菊が晩秋の切っても切れない食材だった郷里の記憶に繋がるのであって、懐古趣味と言われようと回想療法かと言われようと、そういう邪険は通り越し、ただただ「旨い、美味しい、しあわせ!」の食材なのである。

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**今日の都々逸

2021-11-15 | 小人閑居して憮然
                コロナで生還
                仕事は死んで
                喰えぬ宿無い
                明日遥か ハアコリャコリャ

上の池、産卵床の整備

2021-11-15 | 水辺環境の保全
 上の池の北東側、山体からの水の出口があり、これが池を浅くする一因にもなっているのだが、それよりもこの位置は早春に陽が当たり始める場所でもあってヒキガエルの産卵場所にもなっていた。ところが泥水池などの造成が進み他に産卵環境が良好な場所が出現するに従い、上の池での産卵は減少の一途だったのだ。

 今回、流入し池内に進出した土砂を掘り上げ水際に護岸木を据え、浅くて日当たり良好な産卵適地を造成した。護岸丸太を入れる事で見回りや泥浚いなどの作業も楽になり産卵好適地ともなれば一石二鳥でもある。丸太は全て交換したりして水に浸かったままの残り物ではあるけれど護岸用なら不足はない。
 この日、もう一本据えるはずだったけれど時間が無くて次回廻しだ。ただ今回、土砂を掘り上げた範囲には以前の設えで埋没していた粗朶が多く入っていた結果、全てを取り去ってはいない。一度、ガーデンレーキで粗朶を掻き取って産卵床の掃除をしなければならないのだが次回の護岸木敷設時に行う予定だ。

 ➡  ➡  右端は絞り水の流路で運ばれた土砂で堤を延長、南側の沈泥路に接続一本化の予定