トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

Bee hotel 別館竣工!

2022-05-18 | 今日は真面目に
 フイールドのBee hotel は既に設置済みで梅雨明けの入居待ちという佇まいなのだが地元有名企業の構内ビオトープに設置する別館がようやく落成した。これで市街地と山間部での利用の差異が見られるかどうかを確認できる。
 フイールドでの名称は蜂満神社、蜂満大社。蜂満総社、Hotel bee vvitton と名前を付けたものの企業内への設置物に勝手に宗教色を入れられないから「☆☆☆ Hotel Bee search 」と「蜂満荘」とした。一応は「不適格なら名札を外したり塗りつぶしてください」と伝えておいたけれど大丈夫そうだった。日時計も付けたからビオトープ見学に来る幼児や学童にお日様の恵みの一端は伝えられると思っている。

 企業内の場所だし「いつでもご来場ください」とも言ってくれたけれど、既に別館は他人の手に委ねたコロナ禍の営業不振、手塩にかけた建築でものこのこと出向けるはずも無く、作は別れの始めなり…。
 円柱は屋上が日時計だが外周に巣穴を穿ってあるのは「方角による入居率の違い」を確認するためだ。蜂満荘の巣房の方向は概ね東西方向とした。南北方向に向けなかったのは今までの設置経験から北側の使用率が極端に悪くなるからで、日照による温度差が影響していると思え、環境的に似た様になる東西方向に向けたのだ。
 とにもかくにも羨ましい事は企業の敷地内と言う事から学習教材として提供はしていても思わぬ破壊者の侵入や職員が担当する事などから内憂外患みたいな事は生じにくく環境的安定が保たれやすいに尽きる。フイールドにおける内憂外患に比べたら天と地ほどの差だ。

**今日の一歌

2022-05-18 | 感じるままの回り道
            てのひらに乗るを想えば目は滲みる
                     身重に続く育む日々に

        うんあぼきぁべいろしゃのうまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん
        うんあぼきぁべいろしゃのうまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん
        うんあぼきぁべいろしゃのうまかぼだらまにはんどまじんばらはらばりたやうん

池内の繁殖に挑戦する

2022-05-18 | 何よりの楽しみ
 庭の池のタナゴ、先日には越冬先から二枚貝を戻したから貝の潜っているあたりで群れている姿を見る事が普通になった。箱眼鏡で魚群を確認しても産卵管は見えないから産卵した気遣いはないものの繁殖期に特有なオスの婚姻色は現れて来た。今期の繁殖をどうしようかと考えて「今期は池の中での自然繁殖」に挑戦する事にしたのだ。

 少年時代、ガサガサを行なえばタナゴやドジョウ、鮒など普通に捕獲できたし田植えや稲刈りを終え帰宅する前の小川で手足を洗うついでにカラスガイやシジミは持ち帰って夕食の汁に入れたりもしていた。それがパラチオンやホリドールなどの有機水銀系農薬の登場で激減し、そこに除草剤の登場で水域の生物は皆無となった。
 この時期、故郷を想じれば田植えの真っ最中で見渡す限りの水田が続くけれど、そこには生物はおらず植生はツギツギ(スギナ)だけが青々と茂っているだけで、当然トンボも飛ばずツバメも消えている。あの名著「沈黙の春」そのままのライス工場なのである。

 無駄口はほどほどに構想の手順として稚魚が吸い込まれ絶滅収容所と化す「ウオータークリーナー」を外した。二枚貝の採餌のためには水流は必須なのだが三カ所の曝気で水流と溶存酸素を確保する事にした。稚魚が共食いされるリスクを減らすためにシェルターも必要なのだが、これは数年前から池に入れてある中に水草を入れた目の大きい生簀を使う。親魚のサイズでは通り抜け出来ないものの稚魚なら十分通過できる10mm格子だ。
 水草は金魚藻などだとカワニナの食害で消えてしまうしオオカナダモは地域の排水路にあるけれど今回はヒシにしようかホテイソウにしようか迷った末にホテイソウを選択。ヒシなら水底から水中根を伸ばして水面から水底までシェルターを形成してくれるように思ったものの稚魚は表層で生活するように思えてホテイソウを選んだのだ。
 
 この設えで上手くいくかどうかは皆目不明だけれど「タナゴ釣り仕掛け」は購入済みで繁殖がうまくいかなければ数匹調達したい。池の個体の繁殖能力劣化も考えられるからである。