トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

「はるみ」果肉の芳香蒸留水

2020-03-22 | 何よりの楽しみ
 部品取替えやら接続部の工作やらでてんやわんや朝令暮改してしまったアルミ鋳物製の改造圧力鍋の試験をしてみる。芳香蒸留水の材料は「キンカン」が濃厚だろうと行ってみたかったものの肝心のキンカン1㎏が調達できずに頓挫。代わりに冷凍していた「はるみ」の果肉1.4㎏で試行した。

 チューブ取り付け部の、いわゆる竹の子は蒸気漏れも無く蓋と鍋との間からも新しいパッキンの効果があった。解凍は水に浸けて行ったけれど半解凍状態で鍋に入れたから蒸気が出るのが遅く「爆発するのでは・・・」の不安もよぎった。今回は500㏄採取したが、果肉そのものに水分が多いせいもあり鍋の底に残った湯は100㏄ほどしか減っていなかった。採取した蒸留水は僅かに着色し、匂いは果肉そのものの香りだった。
 圧力鍋を手に入れるのに算段してくれた後輩に「足湯にでも」と試供したのだが「食べたい匂い。豚足にはもったいない」のCメールが届き、「確かに、その通り」と返したらげんこつマークが返ってきた。人の心は解らない。

 蒸留した後の果肉はすっかりくたびれて見えた。ジャムやディップに加工できるかと口に入れてみたけれど既に大味に落ちていた。それだけ蒸発していったと言う事なのだろう。まあ、これで蒸留釜2基が手元にあることになったけれど、素材が無ければただの粗大物に過ぎないし、遊びも道楽も年金を喰う。

        蒸気漏れは無し         加熱前  ➡   加熱後

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