トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

レモンバームの芳香蒸留水

2020-08-13 | 何よりの楽しみ
 まあ、芳香蒸留水を作ったところで誰も喜ばないのだが、雨降りお月さんの時間は暇つぶしになるのだ。庭の雑草化したレモンバームも花が見えてきて葉色も黄色く見える部分が出てきた。このまま開花させても増々のさばるだけなので刈り取って芳香蒸留水に仕立ててみる事にしたのだ。これも初めての、言わば新作である。

 蒸留鍋一杯に詰め、いつも通り加熱蒸留。香りが弱そうなので400mlを採ることにして容器は2本用意した。複数の容器に入れる時は最終的に小分けするのが濃度の差が無いのだろうが、そうすると少ない精油成分が容器に付着してもったいない。そこで今回は二本の容器に交互に滴下させて最終的に満杯としたのだ。
 不思議な事に初めは乳白色だったのに滴下終了の頃は透明水になっていた。沈殿物があるはずも無く気泡が入っていたのかどうか分からない現象だった。生葉の芳香が強くないと感じていた事もあって、蒸留水にはわずかだが青臭さが入っている。生の草本類には大方、青臭さが混入して来るのは仕方が無いのだろう。

 茶摘みの手伝いの折り、茶農家Aさんが「蒸せば青臭さが消える」とお茶を例に話をしてくれたのだが、芳香蒸留水抽出のように蒸しつつ採るのは近道で駄目なのだろうか。他愛もない遊びでも頭を悩ます。

        準備   ➡    交互に滴下   ➡    蒸留終わり



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