トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

メタンガスではラリれなかったわい…

2024-09-17 | 小人閑居して憮然

 どこのどなたか知らないけれど鼠のように現れて鼠のように去っていく投入クズ雄は誰でしょう、投入クズ雄は誰でしょう・・・とまあ、大ヒット作のテーマソングにあったように自らクズ雄と知る由もなくクズ行為を行っている輩は報道を賑やかにするクズ雄だけでなく人知れず微笑まん、としたり顔のクズ雄も居るのである。上の池にオオカナダモを投入したクズ雄もその一人ではあるが時々は様子を確認に来て「思ったほど繁殖していない、もっと光を!」とばかり思案しているであろう。

 でもその結果は年年歳歳、オオカナダモの抜去に明け暮れなくてはならない高年齢低年金の孤爺が出てくるのであって、これは「敬老の精神」を大きく破壊する行為でもあり市中引き回しの上、孤爺に百叩きの刑士を務めさせるべきである。しかし「罪を憎んで人を憎まず」の倫理に基づけば傷の回復のために抜去したオオカナダモの塩漬けシップとオオカナダモのサラダを供してやるのがお慈悲というものでもある。とまあ、この日も背中を焙られながら今期6回目の抜去を行ったのであった。

 5回目の折り「次は2週間後だから9月初めか…」と思いつつ台風10号の豪雨災害の復旧作業に追われ9月も中頃になってしまった。そのため生育株の数もサイズも今までで一番だった。「抜去は一番、浚渫二番、三時のニュースは告潰し」が今の日々であるけれどなかなかはかどらないのが実情である。母校の教えは「実学・実務・実業」なのだが人も異なるとその差は天と地、提灯と釣り鐘ほどの開きがあるものよのう。さて、本題の抜去なのだが足浴バケツに満杯だった。抜き取ったコースを振り返り数センチの断片が見えれば後戻りして残らず回収するようにしているのだが、10号台風の豪雨で泥土の堆積が甚だしく泥の層は膝まで、水深は15cmほどになってしまった。こうなるとカワセミの餌になるモロコなどの生存は難しくカワセミも飛来しなくなる可能性が高くなった。

 落ち葉の堆積と泥土の堆積層が水底を構成しているから脚を運ぶたび、オオカナダモの根茎を貝掘り熊手で掬い取るたびに大量のメタンガスがあぶくとなって放出される。四つ這い姿勢の為、水面と顔面は30cm程度だから発生して来るメタンガスはもろに吸い込んでいるはずだ。メタンガス自体は無味無臭だから意識化しないけれど結構な量を吸い込み続けたと言える。まあたとえ、このガスでラリッたとしても不可抗力の労働災害なのであって罪に問われる可能性は皆無なのであるから安心して吸引できるのであった。しかしラリッた形跡は全く無いし耄碌している言動は明らかにあった・・・。それは恥ずかしながら朝食の記憶が無いのであった。「記憶にありません!」と言えばクズ雄と列する事となり孤爺の一分が許さない。「記憶にありました」と言えばウソ八百を申すクズ雄になってしまうし、人生って難しい。

     


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