上の池の導水路の接続を変更して三日目、雨量が80mmほどあったし、この雨量はしっかりした雨量でもあるから変更した水路の様子を確認に行った。異常が無ければそれで済む事なので他の水域の事も考慮しジョレンだけ携行して行ったのだが「やはり!…」の現場だった。変更前は流路の末端で池に流れ込んでいた部分から砂泥の流入が認められたのである。
堤とした用土は砂泥そのものであり固着力は弱いうえに胴突きが腐食し使えない事から軽く踏み締めただけだった。水分が抜けてないので強く踏み締めれば長靴が沈む。そんな事で流量が増えた結果、越流ではなく護岸木の下から漏水したのだった。ジョレンであっても携行していた事が幸いで、早速泥浚いして復旧させたが条件は前回と同じなので、またたっぷり降雨があれば同じ結果になるやもしれない。まあ、その時はその時として新設した流路をジョレンで浚い流れをスムーズにして思わぬ作業は終了した。早く水域の沈泥を取り除きたいけれど枯れ木に近い孤爺のご老体ではそうそう進まない。