代表から「ヤマツツジが届いた」との電話が入った。予定ではコナギの抜去をするつもりだったのだが前日に駐車場に運んでおいたとの事なので直ちに植え付けするしか無いのだった。連日の猛暑の中ではいかに根巻株で乾燥には強いヤマツツジと言えども待ったなしである。
トンボ池のコナギも繁殖していて抜去対象で、上の池のオオカナダモも抜去して12日ほどしか経過しては居ないのに既にここかしこに株の成長が確認できる。この日はヤマツツジの植え付けで済ますけれど翌日はオオカナダモの抜去に泥沼にはまらねばならない。この暑さの中、胴長を装着しただけで蒸れる状態だから眩暈でも起こして倒れれば泥中窒息で一巻の終わりだ。胴長装着で倒れると足先が浮かぶ結果、頭部は泥の中になるのは目に見えている。
まあ、それはさておき何を選択しても涼しさや爽やかさなど無いのがこの時期の作業で、とにもかくにもヤマツツジが弱り枯れないうちに植え付けを済ませなばならない。昨季に列植した場所に並べて二列としたけれど。添える真竹を取りに行く陽気でも無く泥決めをして覆土をし、さらに水決めして一件落着だ。お約束通り下着までビッショリで、作業開始間もなく眼鏡は曇るし汗は溜まるし全くの視界不良での作業となった。植え付けだけは念入りにして、手抜きは厳禁なので、これだけは手伝いすると言われても安易に頼めないのである。
植樹イベントなどの一般参加型は特にそうなのだが、チョコッと植穴を穿ちポンと置き土寄せ、これにペットボトル1本ほどの水を与えて終わり。こういう植え方で半数以上が枯れるのを多々見て来た孤爺としては定植本数が少ないだけに「全数根付き定着」は自己脅迫的でもあるのだ。