拠点道具小屋西側の段々、ネザサの抑制で坊主刈り2日目。丁度月例会と重なったのだが「菌駒打ち」や「焼き芋」などのほぼイベントでは労力を割く余裕はなくネザサ刈りに徹する。前日に一番下の段を刈り払い下から2段目を終わらずに終了したのでその続きからの開始である。
入域当時はネザサの藪で高さは2m以上で人ひとり入り込むのも困難な密度で繁っていたのを刈り払い立ち木を露出させたのであった。毎年、ネザサの坊主刈りを行っているものの衰退する兆しはなく延々と刈り払いを続けないとまたネザサの藪に還るのはお約束だ。かくして節分前後に刈り払いつつ春には低草類で地表をカバーできるように努めて来たけれど思うように育ってはいない範囲でもある。いわゆる段々畑跡と言える地形なのだが敢て植樹はせず、自然実生などで遷移を見守っているけれどテーダ松の枯葉堆積が著しくて、特に松林の中はこの枯葉層で草本の成長は妨げられネザサだけが元気である。
そのネザサも松葉の表面を刈り取るだけでは役に立たず厚い松葉層の下、地表面で刈り払うようにしないと抑制・衰退には繋がらない。そんな事で刈り払い機を左右に振る動作には腕力が必要なのだった。まあ、なんとか痛む右肩は酷くならず2日間でネザサの坊主刈りを終える事が出来たのだった。一年間、刈り払いをしてないとシュート状のものは1mに達する。成長の悪い範囲でも30cmを越えるので目立たないからと放置は出来ず、また他の会友に作業を頼むと実生の若木もろとも文字通り坊主刈りしてしまうので結局は孤爺の作業になってしまうのが現実。写真は松葉堆積の一番厚い範囲だが作業を終えてもネザサの緑が残っているので作業をしたようには見えにくい。