トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**深川どぶ板長屋店子詠嘆 短歌編

2023-10-21 | 合混で闘作すれば

 見上げては明けの明星見て走る陽はまた昇り嬶は今暮る          寡男

 山もみじ夜道を走る黄泉路へと急ぐ母への里の沢水             息子

 最後の夜ともに一夜はまぼろしね生涯一度の親孝行             娘

 深秋にただ所在なきチョンガーの明日はわが身も喰わずにおれぬ    島帰り 太助爺

 二度童花いちもんめで狩ってきた最後の一人獲るまで続く             邪忍 鬼多皮     

 逝っちゃった黄泉路の果ては虚無の果て星になるやら虫になるやら   香具師 寅吉

 弔問の客の振る舞い感にきて平常心は乱され嗚咽               差配 治助

 


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