トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**動悸の桜子

2017-02-04 | 今はうたかた
 学友の他界を知りて寂々と一期の人は蘇りける

 耳元で袋の音を聞き歩く我見て笑みし見染め初めは

 下校路で夜勤の我とすれ違う動悸高鳴るわれ田舎者

 父と住む娘であれば籠を持ちビーチサンダルぱたぱたと行く

 写真得て進学したき我なれど秘めて転居の我二十歳なり

 うつむいてすれ違う日々青春を訪ねし時に家すでに無く

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