トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

発酵シロップを作って・・・

2020-03-07 | 何よりの楽しみ
 「現代農業」2015年の8月号に「体にしみるぜ夏ドリンク」特集で「酵素シロップ」の作り方が掲載されていた。この記事の中で「もらったはよいけれど、ご近所に配っても食べきれない」ミカンの活かし方として「酵素シロップ」が例としてあった。
 先だって美味しいミカン品種「はるみ」を食べきれないほど頂いて腐らせるのももったいないし一部はジャムの加工するつもりで冷凍保存してあるが、痛み始めた果実は傷んだ部分を除き「発酵シロップ」にしてみようと着手した。なんてったって腐敗菌であろうとなかろうと菌まみれに違いない。腐敗も菌だし発酵も菌でおいらもキン持ちだ。まあ、さんきんこうたいと行くぜ!

 レシピ通りの白砂糖を用意して作ったのだが「なんで白砂糖なの?」という疑問がある。記事にもその疑問が書いてあったけれど、著者は「説明を聞いて納得」で済ませられたから小生は納得できていない。一行で済む中身だし必要な情報として書いておくべきだよなぁ。
 出来上がるまでに常温で毎日撹拌し2週間必要だとか、出来上がりを炭酸水で飲めば美味しいだろうと気が急くのだけれど発酵は菌任せだ。乾燥酵母を投入すれは「早い!」と思いつつ、ここは自然酵母に委ねるしかないだろう。なぜなら乾燥酵母を投入すれば「アルコール発酵」まで行ってQ。
 毎日、かき混ぜた後、へらを舐めるのが楽しみになって、まあ、行燈の油を舐めるまでにはなっていないのがせめてもの救いか・・・。

  材料の準備   ➡    混合   ➡   常温で三週間、毎日撹拌

 さて、想定の二週間が過ぎても発酵の痕跡すら見えない。室温が低いためだろうけれど更に一週間延ばして諦めた。果肉の溶解は多少はあったものの発酵は見られず単なる「シロップ」にしかならなかった。甘いだけのジュースなどお断りの小生なのだが、ここも諦めて笊で液体と固形分を分離した。笊に残った固形分はフライパンで水分を飛ばし「ジャム」にした。「シロップ」は炭酸を購入してから試飲する。さすがに濃厚味覚の「はるみ」の芳香と味わいは際立つけれど、そこで着想した。冷凍した果実2kgのジャムは必要ない。解凍して半分は「芳香蒸留水」に変更してみよう。
 
  固形分を分離  ➡   固形分はジャムに  ➡   ジャム、シロップ出来上がり  

 類似の記事に味噌とマヨネーズに混ぜると爽やかな甘みのディップになるとあったけれど「ジャムに混ぜても同じじゃん」は小生の感想・・・。その前に「ディップ」そのものが分からんかった。クラッカーに乗せるのはわかるけれど生野菜に使うのはどうなんだか。恐ろしくて試せない。

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