トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

焼き芋・焼きリンゴ・焼き蜜柑・焼き○○

2021-03-12 | 何よりの楽しみ
 美味しいミカン「はるみ」を大量に頂いた。廃棄直前の果実なので傷みものである。それでも可食部は50%ほどあるから生食し発酵シロップにし、ジャムに加工したのが昨季のお遊び。でもシロップにしてもジャムにしても1~2kgも作ったとて食の傾向からお爺には「持ち腐れ」なのだった。そこで今回は気分を一新し芳香蒸留水と焼き蜜柑にしてみたのだ。

 コンテナ2箱分ほど頂いて、傷みが加速する暖かさでもあるからフイールドの駐車場にて手あたり次第、野遊びに来た母子グループやら下見に来ていたインストラクターのグループや山仲間等々に大判振る舞いをしても傷みの多い果実だけがまだ一箱も残ったのだ。
 「食べ物で遊ぶな!」は郷里のジジババのお小言だけれど、もともと廃棄される果実を活かすのだから遊びではあるけれど遊びでは無いと勿体をつけてやったのだ。
 焼き蜜柑は皮の痛みが少ないのを選びレンジの「焼き芋自動調理」を選択して試作。表示では出来上がりまで45分のカウントが始まったものの途中でカウント表示が消え50分経っても稼働している。「取り消しボタン」を何度押しても取り消されず、結局はコンセントを抜いた。どういう加減なのか時折こうなるレンジで、いわゆる「暴走」しているのだろう。
   ➡   
 さて、漂っていた香りには濃厚さがあったし焼き上がった表面はべたつくほどの蜜がある。「これは!」とばかりに半割にしてスプーンを入れた。果肉を包む袋は抵抗も無く崩れ全体がホロホロ状態なので「美味しさ極まれり‼」と期待は膨らんだのだったがあにはからんや濃厚な香りも旨味も消えてしまっている。やはり生が良いのが実感。
 深皿の中にはローストされたゴキちゃんも深紫色の光沢を残して一体あって不思議だった。ミカンを入れた時に拭き掃除したのにである。暮れに試食したコオロギを思い出して迷ったのだが口ではなくゴミ箱に直行させた。昆虫食に「ゴキブリも」は自論なのだが今回口にしなかったから「自論」と言えるほどでは無かったのが良ーく分かった。
 まあ、「辞論」と訂正させていただきますね・・・。こんな手太楽だからうろんなお爺と揶揄されもするのだろう。
        

**長し短し一苦切り 3

2021-03-12 | 大震災
        十年経っても余裕の余震
              廃炉百年被爆は万年 ハアコリャコリャ

        山に登って古里見れば
              重機が傷をさらに増す ハアコリャコリャ

        ささやかなれど集落戻る
              だけどジジババシシタヌキ ハアコリャコリャ

        桜前線津波の先を
              示し被災地北上中 ハアコリャコリャ

        十月十日も十年一日 
              過ぎてしまえば夢の夢 ハアコリャコリャ

        怒涛の記憶藻屑と消えた
              胸の深海陽も射さぬ ハアコリャコリャ

        朝もはよから手の先かざす
              沖の彼方に居る家族 ハアコリャコリャ

        復興進むが復古はならず
              あの日以前の暮らし無し ハアコリャコリャ

        資本つぎ込み死の灰残し
              使えぬ土地に注ぐ銭 ハアコリャコリャ

        踊らせられたら倍々シッペ
              明るい未来の原子力 ハアコリャコリャ

        多重防護はせぬせぬ尽くし
              子々孫々にとどめ刺す ハアコリャコリャ

        科学必須に願望感で
              原発コロナ同じあや ハアコリャコリャ

        鉄道こそが未来を繋ぐ
              孫子孫子と繋ぐだろ ハアコリャコリャ

        永田を席巻住血吸虫
              霞が関にはマダニ湧く ハアコリャコリャ

              

いよいよガマ合戦!

2021-03-11 | 小父のお隣さん
 数日前からくぐもった鳴き声が聞こえる。ヒキガエルだろうと思っていても成体コンピューターはショートの一途で木久扇師匠並みになってきた以上、信頼は出来ない。鳴き声での判断より生身を確認できれば確実である。既にシュレーゲルアオガエルは鳴き始めているし林内からモリアオガエルなのかアマガエルなのか判別できない鳴き声もする。

 とりあえずは「ヒキガエルの産卵」を確認したくて水見回りしているのだけれど、メモ帳を参照すればもう一週間程度後の期日が多かった。動いている個体は姿を確認できなくても水面の波動や鳴き声で複数体いるのは確実で、いよいよヒキガエルも産卵体制である。
 既に産卵されたニホンアカガエルの卵塊からはオタマジャクシが飛び出してゼラチン質から離れ生活するようになっている。10年前は多くの命が奪われた日の始まりになったけれど今年の今日は多くの命溢れる水辺である。

        

**長し短し一苦切り 2

2021-03-11 | 大震災
          あの日でも今は昔が未だ今
                   明日はどうなるどうする明日

          原子力明るい未来そのままに
                   未だ来ないわ来ないわ未来

          諦めた明るい未来尽きたまま
                   廃炉百年放射万年

          里は今復興露わ生傷を
                   削り出したるその形かな

          見えしものそれは今わの血の涙
                   見えぬものこそ脅威の姿

          汚染土の始末動かぬ明日もまた
                   人は去り行く里は還らぬ

          身を捨てて浮かぶ瀬も無き汚染地の
                   野獣跋扈す茫々枯野

          真白き髪の毛緑の松島
                   仰ぎ見るたび歪む海かな

          わたつみの千尋の中に抱かれし
                   数多の御魂祈る安らか


*長し短し一苦切り 1

2021-03-10 | 大震災
               あの日から消えし団欒三世代

               仮住まい既にこの世も仮住まい

               置かぬ身に廃炉作業の闇見えぬ

               汚水槽一千羅漢のアカンなり

               老いたれば十年とは言え全生涯

               春十回慰めも無き避難宿

               思い出す独りぼっちの闇の間々

               血縁も絶えて天涯孤独なり

               粛々と生きて生き行く明日もまた

               独り寝やあの夜の闇と続きおる

               春還る帰らぬ人に街もなし

               ムックリをたれぞ奏でる朽ちし里

マメザクラ開花したから

2021-03-09 | 感じるままの回り道
 フイールドのマメザクラが開花してから数日も経つと「開花感」のある姿になる。取り立てて見栄えのする花木でも無いけれど、早咲きの寒緋桜やソメイヨシノよりは慕わしいのは野生感があるせいなのだろう。
 周囲の落葉広葉樹の芽もほころび始めているしフジバカマはすでに10cmほど茎を伸ばしてきた。それに押され慌ててキジョラン、オミナエシ、ナデシコ、ヤグルマソウ、フジバカマの播種をした。全て箱蒔きで本葉が揃えば一旦ポット苗として養成してから誘蝶区に定植する。

 そうはいってもどれだけ発芽するのかは未定の種子で、一芽も無く全滅なんて事態もありうるのだ。特に初めて自家苗から育てたキジョランの種子は未熟の可能性が大きいので管理には気を使いつつも「骨折り全損のくたびれ果てた」になりかねない要素が残ったままだ。もともと生物保全や環境保全なんて行為は効率や合理性とは全く無縁、粛々と身が粉になるまで粉にするのだ。

    

トンボ池の補修

2021-03-09 | 水辺環境の保全
 オタマジャクシが発生する前にと水際の補修を急いだ。地拵えを中断し護岸木を伐採調達、前日に現場まで曳き出して息絶え絶えで帰宅した。普段は昼寝などしないのだがさすがにくたびれて眠気が強い。30分の昼寝のつもりが何と2時間も眠ってしまい大いに反省である。目覚まし掛けたのだがベルを止めて再び眠ってしまったのだ。手の届かない離れた場所に置いたのだが効果はなかった。

 さて、第二トンボ池は通路側の水際線補修で、据えてある丸太が細くて沈没した上に威之志士様がその上を蹂躙してくれたからどこが境界線か分からなくなっている。作業は太い護岸丸太に取り換えて水際線を補強する事にある。ついでに池内に崩された土も浚渫し盛り上げて終了。
 太めの丸太を据えた事で水際の補修も出来て立ち寄っても足元がしっかりとなった。浚渫も行ったからオタマジャクシの行動範囲も広くなったのだ。
 古い護岸木を掘り取る  ➡   新たに据えて杭で固定  ➡   完成

 トンボ池の補修は水の流入部、沈泥路の土手側を補修した。ここもイノシシの跋扈蹂躙で掘り崩されてしまったのだ。どういう訳か跋扈蹂躙される場所は概ね決まっていて、恐らく浚渫土を盛り上げた部分の破壊が大きくなる傾向にある。これはポット苗を定植すればその夜の内に掘り崩されるのと理由は同一と思える。苗木の定植時に一旦根を裸にし、それを定植すると被害が無い事から「臭い」の違いが掘り返しに反映されていると言えよう。

 さて沈泥路の護岸は、古い護岸木はそのまま残し、新たな護岸木は並べて据えてみた。これで堤部分の底端面幅も上端面幅も30cmほどではあるが広くなった。その効果は歩き易さではなく法面の傾斜角を穏やかにして崩される被害を軽減したいという目論見でもあった。効果があるのかどうかはそのうち分かるだろう。
             新たな丸太を敷設   ➡   法面を設え終了

一本でも三本

2021-03-08 | 今日は真面目に
 水域の保全作業と言えど林内作業を実施しないと着手できない。こんな事からも森と水辺は密接な関係にあると実感される…違うがな、一般的には「海でしょ!」ハイ。でも関係はしているのだった。
 水域の護岸作業を泥水池5で終了と考えていたものの泥水池4の水際を眺めてもうひと踏ん張りする事にしたのだ。しかし用材が足らない。結局は着手前に林内で除伐を兼ね1本調達した。林道から林内を見上げれば「適径木」と思われる串のように見える樹木が林立している。しかし林内で選択を始めるとどの樹も太すぎるのだった。かように遠目と実際の印象は異なる。

 多少太くても、と言う思いはあったものの急傾斜の上にウラジロが繁茂しており身体が潜るほどに育っている。これでは動きが取れず撤退。隣りの地滑り部分に生えた杉を除伐したのだった。この地滑り部分、深い浸食溝が何列も走っていて足元が危ない場所には変わりはないのだが、滑った地盤がとどまった事で傾斜は緩くなっているので作業は楽だった。
 ところが「そうは問屋が卸さない」のが現場のお約束、傾いて育った下側には大きな広葉樹が枝を広げている。伐採する前から「掛かり木お約束」の一本なのだ。

 とりあえず伐採、当然のごとく掛かり木となった。ここ一カ月ほどは地拵え中の掛かり木処理を須田紋太君と二人三脚していて手馴れてしまった。木元を曳き掛かり木の傾斜を緩めては元玉切りを行ってを繰り返し、幹を3本の用材に仕立てた。残った先端部は杭に加工して現場で使い切る。
 運搬はやはり小生が0.3馬力の曳き馬に変身し泥水池まで運んだ。杭も作れるだけ、と言ってもたかが6本なのだが据える3本に二本づつ使えば事が足りる。ここからはスパイク付き地下足袋を履き替え長靴作業になるから「本日終了」としたかったのだけれど早くかたをつけたくて長靴に履き替えた。

 お約束の掛かり木 ➡   一回目の元玉切り ➡   用材三本入手

段差工も乱杭のお蔭

2021-03-07 | 水辺環境の保全
 適径の枝を活用し杭を多数制作する。3桁の数が必要な乱杭に購入品を当てるほどの財政力はないのだ。とりあえずコナラとクヌギから50本程度の杭を作れたから早速、泥水池からの放流路の補修に使う。傾斜が急でカーブしている上に漏水孔を全滅させるほどの作業は行えず、段差工を施した場所場所ごとでの漏水孔に対処するだけで精一杯なのだ。

 出水時はかなりの流量になり、そのための浸食も激しく段々ごとの洗堀も目立ち、下抜けも発生している現状は放置できなく、乱杭を多用し水勢を緩和する事で浸食を押さえようとの魂胆である。ただ落込み部の洗堀で段差が大きくなった部分に乱杭を打ったところで落差は小さくはならない。そこで今回伐採した幹を据えて段差と水勢に抵抗してみる事にした。
 本来は道糸を張り傾斜を一律に押さえて段差工と乱杭を据えれば合格点なのだろうが、そこまでの念入り作業を行うほどの余裕が無い。とりあえずの造作でお茶を濁す。水路の水も濁らしてしまった。

 この日で乱杭打ちは終わらずカーブ部分に護岸用の乱杭列を打ち込まねばならないのだが数が揃わず、そこにはマキの幹から割り取った杭が用意できるまでは作業は先延ばしである。

            

シュレーゲルアオガエル初鳴き

2021-03-06 | 今日は真面目に
 小雨模様が止んで曇りのこの日、最低気温11℃、最高気温19℃超えとなった。フイールドは濡れているから作業は不適で水見回りだけと思って出かける。
 到着時からトンボ池方向でシュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえる。まだ複数体と言うほどでは無く、気の早い一匹のように聞こえた。とにもかくにも初鳴きである。ウグイスのそれは2月の20日頃だったか。それが今では近くでもさえずっている。

 水見回りでヒキガエルの産卵を期待していたのだがまだ見られず、棚田部のオーバーフロー部にニホンアカガエルの卵塊が詰まっていた。落ち口の溜まりにはいくつかの卵塊があって、降雨出水で流された模様だ。流されても泥水池に入るだけなのだが、一応の安全策として、今期は産卵のなかった上棚の二つ池に移動させた。これで少しは密度が緩和されるだろう。
            

ホダ木の追加も杭欲しさ…

2021-03-06 | 今日は真面目に
    クヌギでホダ木を用意した分で菌駒1000個を消費できるかどうか心もとなかったからエノキ林に混じったコナラ3本をも伐採して加える事にした。混植したのだけれどコナラの生育が良くて、それも東側だったためエノキに日陰を作ってしまいエノキの成長が芳しくない。てなことで3本除伐しホダ木に追加する予定で除伐した。

 伐採し幹と太枝に分解処理中、ホダ木にならない部分は杭に使える太さが相当量あった。これを流路の乱杭に使えば購入した丸太杭を使わずに済む。流路の補強に乱杭だけでも100本以上は必要と見積もってはいたが購入すると片手万円になってしまうし、こんな大金を乱杭に費やすほど財政は無いのだった。
 そのため地拵えで発生したマキの大木から乱杭を製造するつもりだったもののマキ割り楔がまだ届かず、とりあえず使えそうな径の枝を杭に加工した。太さも姿もバラバラだけれど水流による浸食を防ぐ乱杭なので数で勝負なのであった。

 コナラ3本とクヌギ1本から乱杭用50本程度は採れそうだ。これにマキの幹を割って使う乱杭を合わせれば200本以上は用意できるだろう。チェーンソー作業は馬鹿にならない下向き量で腰痛必死に近いけれど、まあ、慌てる事も無い作業でもある。

              

ホダ木を頼まれて…

2021-03-05 | 今日は真面目に
 予定はしていても予定など無いのに等しい小生の日々は「日替わり」みたいな日常で、この日も地拵えは棚上げして拠点近くでの伐採になった。と言うのも二月月例会でキクラゲの菌駒が余ってしまった結果、小生はホダ木の調達を頼まれたのだ。掛かり木とはなり難い場所の3本が頭に浮かんだのだが、最終的にはクヌギの1本を伐採した。

 この樹の伐採はどの方向でも掛かり木となるし西北方向にはクリ、ウワミズザクラ、トチノキがあって伐倒方向には出来ない。思案の末、ツバキに被害が出る可能性もあったのだが東側に倒す事にした。通路側に直角に伐倒させれば掛かり木となり難い位置関係であったものの、片付け処理を急がないと迷惑が広がる。伐倒させたまま直ぐに集積出来ない状況だってありうるからだ。

 結局、東側に牽引伐倒させたのだが、そこは落葉広葉樹同士、枝を広げてお互いに干渉しお決まりの、そしてお約束の掛かり木となってしまった。でもツバキは巻き込まれたものの折損する事なく無事だったのは喜ばしい。しかし、掛かり木解消のため木元を横方向に曳いて切株から落としたものの全体に影響はなく、結局はやってはいけない「元玉切り」を二回行って地上に落としたのだ。

 落ちてしまえば90cmに玉切りしてホダ木を揃えた。10本程度用意できたから十分だと思うものの、ついでにエノキを日陰に追いやっているコナラも除伐すればエノキの生育も良くなるだろう。でもこの日はこれで終了。
 1本の間引きだけれど日陰になって生育不良のクリ、ウワミズザクラ、トチノキは日照が回復するだろうからしばらく着果しなかったクリも収穫出来るかもしれない。

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嬉しくもあり嬉しくも無し!

2021-03-04 | 感じるままの回り道
 タマシギの群れがシャジクモを喰いつくし現れなくなってもアオサギは健在である。数日前はカワセミのダイビングを見た。カワセミはともかくアオサギやコサギなどのサギ類は飛来してくるのは環境として「喜ばしくなった」と認識するも居ついてくれるようだと小生が青くなりかねない。
 水域の小魚を食い尽くしてしまいかねない能力と食欲があるからだ。今回のアオサギは終日いるのかどうか、小生は居ないから確認してはいないけれど水見回りの度に姿を見ているし、過去のアオサギのように姿を認める前に「ギャァー!」とか非難めいた鳴き声をあげ飛び立つようなことはしない。いわれのない非難には腹が立つのだけれど、居続けるのも癪に障る。カワセミやカルガモなどは何羽来ようと「お出でなさいまし」のおもてなし気分であっても、こういう違いは差別と言われるのだろうか。小生は環境破壊かそうでないかで受容するかしないかしているつもりなんだが・・・。ヒヨドリも餌台の小鳥に恫喝し強欲さを発揮するので好まない。何で平安のみぎりでは、もてはやされたのか理解に苦しむ。

                   

五里霧中⁉いいえ、粕夢中の更なる一品

2021-03-04 | 何よりの楽しみ
 10日ほど漬けこんだ薄切り大根とシイタケを取り出した。大根は薄く輪切りにして軽く塩を振り水分を抜き下拵えしてある。シイタケもレンジで加熱してから付け込んだ。
 大根は飴色に変わって噛めばパリパリと歯切れがよい。野菜の漬け込みは生のままだと漬け上がりが悪く美味しくないのが判ったので軽く塩漬けにするか塩を振って下処理すると漬け上がりが良くなる。酒粕床には味噌も混入させてあるけれど塩分量としては糠味噌の量には程遠く、塩味は感じられない程度の塩分量だから漬かるのも遅いのであろう。

 大根は沢庵を漬けたほどの美味しさは出ず、粕漬けから発酵成分を摂取するための方便みたいになってしまった。それでも糠漬けを食べる時に摂取してしまう塩分量を思えば「こっち」とボッチは思うのだ。
 シイタケは思ったほどのうまみは感じられなかった。削り節と一緒に出汁袋で漬けこめば美味しくなるのかどうか、これは今後の課題。

 今回の反省と今までの経験値から水気を切った野沢菜漬けとキュウリの浅漬けを次回用に漬けこんだ。今回は物が漬物なので漬け上がりは早いし、要は味がどうなる⁉かというのがお遊び・・・。エブリガッコとキュウリの古漬けを漬けたかったのだ店頭には無く、泣く泣く次回は野沢菜漬けとキュウリ漬けになってしまった。一発必中、狙った物は調達ゲットすべきだったと自戒の弁。

雨の日の小細工

2021-03-03 | 何よりの楽しみ
 「雨の三日も降れば良い」なんて言われるが世間はコロナ禍で青息吐息だろうがフイールドは降雨不足で青息吐息だ。桃色吐息は永田と霞が関くらいで間違いない。小生は我慢が出来なくなって雨の1日で音を上げるが、暮れから続いた大樹の伐採と水辺の補修土木で腰痛がぶり返してしまった。かといって安静する程度でも無く御灸を据え張り膏薬をして数日の作業をしたのだ。
 予報で思いもかけず降雨の日が出来たから、こんな時こそ小細工をと思い、かねてから取り換えたいと思っていた竹切鋸と枝切鋸の二丁差しホルダーを作る事にしたのだ。

 ところがである。雨の予報を翌日に控えて前日の午後に片付けてしまった。まあ、「待てない性格」が出たのである。腰痛も待てない性格らしく頑張りどころで現れる。
 それぞれのプラスチックホルダーを合わせ、リベッターで二カ所を圧着するだけなので孔さえ開けてしまえばあっという間に出来てしまう。雨の日の手慰みや小細工にもならんかったが、地拵えを手伝っているYさん用にも用意した。やはり腰回りに2本ぶら下げるのは少々お邪魔虫に思えるからだ。