京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




「神泉苑」は二条城の南側、地下鉄東西線の二条城前駅から3分程の場所にあります。
桓武天皇が延暦13年(794年)に平安京を造営する際に作られた庭園で
平安時代は、面積が3万坪もあり、此処で行事や遊宴が行われたそうです。
後に徳川家康が二条城を築き、現在の庭園は造営当時の15分の1程の広さなのだそうです。

「神泉苑」は義経と静御前が出合った場所としても有名で
後白河法皇の時代、雨乞いの為、99人の白拍子が舞ったが雨が降らず
100人目の静が舞を奉納した後、にわかに大雨が降ったといわれています。
この時、義経と静御前は知り合ったとされています。

「法成橋」は、願いごとを一つだけ念じながら渡ると叶えられるそうです。
渡ってみると以外と急
神泉苑の辺りは京都水脈の出口にもなるそうで
風水的には「龍口水(りゅうこうすい)」という”龍の水飲み場”を示す場所だそうで
その為、雨乞いなどの行事が盛んに行われていたのかもしれません。

また、春には京都の「四大念佛狂言」の一つ『神泉苑大念佛狂言』も行われています。
毎年、方角を変えて祀られている日本で唯一の恵方社があり
社に向かって礼拝することでその年の恵方を向いてお参りすることになるそうです。
鯉塚と亀塚

苑内にあるお料理の『平八』さんは、景色を楽しみながらお食事が出来る他
池に浮かぶ竜王船に乗り、平安時代さながらの舟遊びの雰囲気を味わう事もできるそうです。

春のお花見シーズンには1年前から予約が入っているとか・・・



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