”松風”というお菓子を聞いた事があると思いますが
もっちりとした食感が独特の焼き菓子で、京都では有名な和菓子の一つです。
西本願寺近くの「亀屋陸奥」さんは応永28年(1421)創業
信長と本願寺の戦いの最中に糧食として『松風』を作られたのが始めだとされています。
確かにカステラを堅くしたような感じは、いかにも日持ちがしそうです。
普通よく目にするものは四角い形が定番ですが
陸奥さんでは元々は丸く焼き上げたものを短冊形に切りそろえているそうで
こちらの『西六條寺内松風』はその原型である丸い形を小さくしたものです。
とはいうものの直径15,6cmはあろうかと思う大きさなので
頂く時はこのように切って食べます。
四角い松風が味噌味なのに対してこちらは醤油味だそうで中には浜納豆が入っています。
何ともいえないモチモチとした食感がちょっとクセになります
尚、「亀屋陸奥」さんの『松風』は本店さんの他、河原町の高島屋さん
また京都駅のキューブ専門店街、新幹線コンコースでも買うことが出来ます。
由来等、更に詳しい説明は京男さんのブログにてご覧頂けます。