京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




清水寺参道の茶わん坂(清水新道)を上る途中に菓子司「局屋立春」があります。
「局屋」さんのご先祖様は代々御所を警備する武士だったそうで
家のお嬢さん達も橘の局や雅の局、良の局として孝明天皇にお仕えしたことから
武家廃止後に”局家”と称して役所勤務をしたそうで
そこから局屋さんの名前はきているようです。

やや清水に近い趣のあるお店の方は季節によって閉まっていますが
少し下に下った所に通年営業している店舗兼茶房があります。
店頭にも並べられていますがこちらの看板商品は「柚子のしずく」と「庭の栗」というお菓子

『柚子しずく』は蜜漬けした花柚子の中に柚子餡を入れたもので
皮のほのかな苦味と柚子の香りが美味しいお菓子です。

器に使われている花柚子は普通の柚子よりもやや小ぶりで
下の写真のように色も少し黄色に近いです。
(味と香りは殆どかわりません)
柚子の大きさによって大と小がありますが
どちらも少しずつ切って頂いた方が食べやすいかもしれません。
中がアルミパウチ包装になっているので日持ちのするお菓子です(約一ヶ月)

こちらは『庭の栗』

栗を白餡でつつみ栗を象ったお菓子

ほろほろとした餡の食感が美味しいです。

春は竹の子や夏は紫陽花の形のものもあるそうです。

店舗は茶房を兼ねていて中では季節の和菓子と抹茶セットや
おしるこや善哉などが頂けます。



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