昨日からこの冬一番の寒気が日本列島に入ってきました。西日本方面では雪雲が発達して顕著な低温や降雪に見舞われています。関東地方にも昨夜から寒気が流入。暖かい日中から一転して天気が不安定になり、茨城県の水戸周辺では夕方から積雪となりました。友部付近では1~2cmの降雪でしたが、発達した雪雲が2~3時間かかった水戸では7cmの積雪を観測しています。
昨夜の友部駅前の様子です。帰宅時には既に雪は弱まり淡く雪化粧していました。昨年1月の正月明けの降雪時よりは量が少ないものの氷点下の気温で降ったため、木々の枝に樹氷のように凍り付いています。
寒気の影響で昨夜から曇り空が続いたため、今朝は予想されたほどは冷え込みませんでした。雪の影響で昨夜の常磐線は複数個所でトラブルが発生したためダイヤが乱れていましたが、今朝は勝田以北からの上り線を除いて正常運行されていました。友部駅で久しぶりにリバイバルカラーのE531系赤電を見ました。水戸線で運用されることが多いようです。
薄暗い中、車窓の雪景色を見ながら下り線一番列車での出勤。友部、内原、赤塚と積雪が増え、水戸近くの千波湖付近では5cm程度の積雪です。那珂川を超えた勝田駅付近も、昨夜の帰宅時とは異なり一面の銀世界。勝田駅に到着すると、ひたち海浜鉄道のキハ11-7の正面も雪化粧していました。珍しい姿なので1番線まで走って出発前にパチリ。
ちょこっと駅前を散策します。
駅前ロータリーの "であい像" もうっすら白くなっています。昨夜は降雪の中のライトアップが綺麗だったのではないでしょうか。
佐和方面の雪景色
勤務地がある某電気会社の広大な敷地でも雪化粧
8時過ぎにも雪が散らついて一時路面が真白になりましたが、その後太陽が姿を現して道路の雪はほとんど融けています。強い寒気の影響で日中も氷点下の時間が長く、最高気温は水戸0.9℃、笠間1.3℃、大子町では-2.9℃と日中としては記録的な低温。明日の朝は久慈川にシガが流れ、袋田の滝の凍結も進むことでしょう。この寒気が残り放射冷却が強まる明日の朝は、この冬一番の冷え込みとなりそうです。
関東地方では、最強寒波とか記録的冷え込みなどマスコミや気象予報士が大騒ぎしたほどの気象現象にはなっていません。一過性の寒気南下のため予想通りです。今朝の東京都心の最低気温は-2.9℃で観測地点が大手町から北の丸公園に移転して以降は、この程度の寒さは度々観測しているのです。但し、富士山頂の気温に注目すると今日の最低気温は7時50分に観測した-36.1℃。今までの1981年に観測した史上1位の-38℃に迫る史上4位の低温となっています。富士山頂の気温は午後から急上昇して底は抜け現在は-25℃。今回の寒気の影響は明日の朝までは残りそうです。平野部は暖冬で地表が暖まっていることやヒートアイランド化の影響によりそれほど厳しい寒さにはならないと考えていますが、自宅のある東京の八王子やアパートのある笠間では-7℃前後、北部の大子町では-10℃近くまで下がるかもしれません。