今日は夏至です。今年は太平洋高気圧の勢力が弱く偏西風が例年以上に南下していたことから、梅雨入りが遅れていました。今週に入り太平洋高気圧の勢力が次第に強まってまっため梅雨前線が北上。朝から雨が降り始めた本日、関東甲信地方で梅雨入りが発表されました。近畿、東海地方も合わせて梅雨入りです。近畿、東海地方は平年比+15日、関東甲信は平年比+14日遅い梅雨入りです。昨年春から続いていたエルニーニョ現象が終息し、南海上の太平洋高気圧が勢力を増してきたため、早くも昨日沖縄地方で梅雨明けが発表されました。沖縄地方の雨の降り方を見ていると、今年の梅雨は短期集中型のようです。今日は九州南部で線状降水帯が発生しています。関東地方でも梅雨独特のシトシト雨ではなく、短期集中型の雨が降っています。今後予想される天気図の傾向を見ると、梅雨は1~2週間で終わり7月上旬には一気に真夏がやってくるかもしれません。そして、今後ラニーニャ現象が発生する可能性が高まっていることから、昨年同様の猛暑に見舞われる可能性もあります。
今日の夜は新宿で会合があるため昨夜仕事を終えてから東京に戻ってきました。朝から降り始めた雨が次第に激しくなってきましたが、先ほど雨の中、車で裏高尾まで出かけて、先週末に初めて見たキバナノショウキランの様子を見てきました。
日影沢駐車場に車を停め、雨の中、先週と同じ林道を歩きます。雨の平日にもかかわらず数台の車が駐車していました。ヤマアジサイの花が咲きはじめています。
傘をさして目的の花を探します。黄色い花を見かけました。サワギクかな?
この花は? 名前がわかりません(汗)
林道をはずれ沢沿いを歩いたり、少し谷を登ったりフラフラしていたところ、先週とは違う場所でキバナノショウキランの大株を見つけました。4株が密集して咲くと迫力あります。
花をズーム
語源は、黄色い花の姿を鍾馗(しょうき:五月人形にもなっている中国に伝わる魔除けの神様)の顔に見立ててその名が付いたそうです。鍾馗様の顔か・・・
キバナノショウキランはショウキランのように花が全開にならないので、鍾馗様の顔はなかなか現れませんね(笑)
キバナノショウキランについて、高尾599MUSEUMの紹介記事を引用しておきます。
山地の沢沿いの湿り気のあるところに生える腐生植物(腐葉土の上に生えて、その養分を分解する菌と共生して成長する植物)。葉緑素を持たず、自分で栄養をつくれないため、根に共生する菌類から養分をもらって成長する。地下茎は細かく枝分かれをして塊状(かいじょう)になり、太い花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)を地上にのばす。全体が淡い黄褐色で花茎に厚みがあってやわらかい質感の花が10数個上向きに咲く。鱗片葉(りんぺんよう:葉が小さなうろこ状に変化したもの)が花柄(かへい:花をささえる柄)のつけねにあるが、目立たない。黄色い花の姿を鍾馗(しょうき:五月人形にもなっている中国に伝わる魔除けの神様)の顔に見立ててその名が付いた。花は直径約2センチで長い柄(え)があり、同じ仲間のショウキランと比べて花びらがあまり開かないのが特徴。手前につき出る花びらの先に黄色い毛が生え、内側に紫色の斑点がある。(引用終わり)
スマホでも1枚
林道をかなり登ってきたので、先週見た花の様子を見に行きます
こちらはピークを越えていて、かなり汚れてきました
近くにもう一株。先週の方が綺麗でした。
雨の降り方が強まってきたので、ここで退散。駐車場へ戻りました。