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ウリパパの日記

自由気ままに・・・

ひたち海浜公園のオオウメガサソウ開花 2023.6.1

2023-06-03 09:24:16 | 茨城県

一昨日の在宅勤務は大忙しでした。早朝散策後にアパートに戻り、洗濯、部屋の掃除、布団干し、そして朝8時前に業務開始です。午前中の仕事は11時前に切り上げ、長めの昼食休憩を取得。車でひたち海浜公園へ向かいます。時間に限りがあるため、高速道路を利用して約45分で南駐車場に到着しました。

 

常陸ローズガーデンのバラは終盤

 

ハマナスの花を左に見ながら、ひたちなか自然の森へ向かいます。

 

ひたちなか自然の森は、既存の植生を活かして整備され、アカマツやクロマツ、コナラを主体とした里山です。林床にはこの時期、数多くのウメガサソウやイチヤクソウが咲き乱れます。遊歩道沿いでもイチヤクソウが開花していました。

 

昨年の花の跡の横にこぼれた種が成長して、新たな花が咲きます。

 

こちらはウメガサソウ。

 

一本の株から数多くの花が咲きます。イチヤクソウに比べてこじんまりと密集しています。

 

目的のオオウメガサソウの保護区域にやってきました。期待通り咲き始めています。

 

ウメガサソウより一回りサイズが大きく、うつむきがちに咲く姿が特徴。森の妖精と呼ばれています。

 

ガイドツアー以外で見られるもう一か所の保護区域にやってきました。

 

薄ピンク色の梅に似た花が笠のように下向きに咲きます。ウメガサソウよりサイズが大きいので、オオウメガサソウと呼ばれるのでしょう。

 

スマホでも1枚。コンデジに比べ、スマホのほうがより鮮やかに撮影できます。いずれも片手に持ち、下から見上げるように撮影。焦点合わせに少し苦労します。

 

別な花もパチリ

 

奥のほうにもたくさんのオオウメガサソウが咲いています。群落のように見えますが、ひたち海浜公園のHPによると、これらは地下茎でつながった一株みたいです。

 

オオウメガササソウはツツジ科ウメガサソウ属の常緑小低木で、環境省のレッドリスト(2020)では準絶滅危惧、茨城県レッドデータブックでは準絶滅危惧ⅠA類に指定される希少な植物です。高尾山付近で見かけません。ひたち海浜公園が自生南限地となっています。

毎年6月に開催されるガイドツアーでは、紹介したエリアの他に、普段は立入りできない場所にも案内してくれるようです。今年は6月3日から開催とHPに記載がありました。一度利用してみたいのですが、なかなか機会がありません。

 

帰りに、紅色のイチヤクソウを探します。いつも見かける場所ではまだ蕾が小さく開花まで時間がかかりそうです。代りに茎が赤いイチヤクソウを紹介しておきます(花は白色です)。

 

近くにもう一本ありました。

 

ちょうど、テラスハウスで「オオウメガサソウの魅力パネル展」が開催されていたので寄ってみました。

 

オオウメガサソウの分布についてのパネルです。北半球の冷温帯から亜寒帯に分布し、日本国内では北海道、青森県、岩手県、茨城県の限られた場所に分布しています。茨城県では、ひたち海浜公園と東海村の日本原子力研究開発機構の敷地内にのみ分布しているそうです。つまり、ひたち海浜公園が日本の南限となります。

 

 

ひたち海浜公園敷地内における分布状況を説明するパネルです。左側が2019年現在の分布(黄色)。右側のパネルは見ずらいですが、開発などの環境変化で生育地が少なくなってきた様子が説明されています。そのため、保護・保全の取り組みが必要となっています。

 

記念の森散策路に咲くシモツケ

 

みはらしの丘ではネモフィラの刈り取りが終わり、秋へ向けてコキアの植え付けが間もなく始まります

 

帰りに沢田湧水池を訪れました

 

中に立ち入ることができないので、外から見下ろします。湧き出し口をズーム。絶え間なく湧き水が噴き出ています。

この沢田湧水池にはオゼイトトンボが生息します。しばらく池を眺めていると水色のトンボが飛んでいました。飛んでいる姿をズーム撮影するのは難しく、葉にとまる瞬間を狙います。しかし数m先の草むらにとまったトンボを肉眼で識別するのも困難。

 

あきらめかけたところ、別な水色のトンボがやってきて葉にとまって休憩中です。よく見ると葉が茶色く姿を識別しやすいトンボです。すかさずズームでパチリ。

 

再び飛び立ち数m先の葉にとまりました。羽が透明ではないので自信ありませんが、本体はオゼイトトンボに姿が似ています。

 

体を上に反らせたり

 

下に反らせたり、落ち着かない様子でした。

 

 

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早朝のビオトープ天神の里散策(イチヤクソウ開花) 2023.6.1

2023-06-02 21:14:09 | 茨城県

昨日早朝の散策の続きです。笠間城跡に続いてビオトープ天神の里へ向かいます。北山公園側の駐車場に車を停めて5分ほど歩いて到着します。

 

ビオトープ天神の里を訪れるのは2か月半ぶりです。前回はシュンランの時期にアパートから歩いて散策に来ています。

 

トンボの池ではノハナショウブが1輪咲いていました。

 

天神様近くのサイハイランの群生地。今年は開花が早く、ほぼ終わってしまったようです。

 

続いてヤマザクラの里へ向かいます

 

林床に咲くイチヤクソウは、ほとんどが蕾でした。

 

咲き始めた下側の花をズーム

 

ホタルの里近くに咲くクモキリソウ。佐白山山麓では咲き始めでしたが、日当たりの良い天神の里では早くも満開です。

 

帰りに通りかかったカタクリの里。こちらではイチヤクソウが見頃でした。

 

開いた花をズーム。コンデジではなかなか焦点が合いません。

 

最後にイチヤクソウの群生地を訪れます。日当たりが良い場所なので、すでに終盤です。

 

ヤマザクラの里の林床ではほとんどが蕾でしたが、こちらでは早くも終盤。イチヤクソウの開花は日当たりによって左右されるようです。

平地では初夏の花が咲き急いでいるようです。ひたち海浜公園のオオウメガサソウも例年より早く咲き始めたのではないかと予想し、昼休み前に長めの休憩を取得して様子を見に行くことにしました(続く)

 

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早朝の笠間城跡散策(クモキリソウ、ウメガサソウ、ムヨウラン開花) 2023.6.1

2023-06-01 20:16:06 | 茨城県

今週は木曜日が在宅勤務日です。大型台風2号がゆっくり北上中ですが、関東地方では北からの高気圧に覆われ爽やかな陽気となりました。今朝はかなり冷え込み笠間の最低気温は8.7℃。北部の大子町(8.0℃)と変わらない気温でした。早朝の空気が爽やかな時間帯に、久しぶりに笠間城跡(佐白山)まで出かけ、咲き始めた初夏の花を巡ってきました。3月、4月と高温が続きましたが、5月はほぼ平年並みの陽気となったこともあり、開花のペースは昨年と同じ印象です。

 

朝6時前に佐白山山麓の駐車場に到着。まずは、昨年偶然見つけたクモキリソウが咲くエリアへ向かいます。

 

予想どおり開花が始まっています。

 

昨年6月10日に訪れた時は満開だったので、昨年とほぼ同じ開花ペースでしょう。

 

どの株も3~4輪の版をつけています。これからどんどん成長して花数が増えていきます。

 

ツルアリオドシが咲き始めています。非常に小さな白い花なので、日陰では焦点が合いにくいです。

 

こちらは花びらが5枚あります。あまり見かけません。

 

次の目的地である山頂広場へ向かう途中に、今年初めてのムヨウランを見つけました。

 

本丸近くまでの登ると、花数が増えてきました。

 

笠間市のガイドブックによると、佐白山で見られるムヨウランはウスギムヨウランという種類です。高尾山で見られるムヨウランとは異なり、花は大きく開かないようです。

 

本丸近くの崖ではウメガサソウが咲き始めていました。

 

こちらは咲き始め

 

近くでも1輪開花。まだ蕾が多いので、あと10日もすると見頃を迎えそうです。

 

山頂まで行かずに、ここで折り返します。

 

帰りは薄暗い斜面でムヨウラン探しです。

 

花が開きかけています。しかし、これ以上は開きません。

 

目が慣れてくると、次から次へとムヨウランの姿が目に入ってきます。

まだ蕾も多いので、来週末あたりがピークと予想します。昨年6月15日に訪れた時は半開きのムヨウランを数多く見かけました

 

帰りに見かけたこの花は? アジサイの種類かな??

約1時間の散策を終え、アパート近くのビオトープ天神の里へ向かいます。

 

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