おかんのネタ帳

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目利き

2007-05-02 23:58:22 | 湖国日記
昨日に続いて彦根まで。先日お会いしたスミス記念館の復興に尽力された女性の取材。家業が「骨董品やさん」というのも興味津々で、先輩ライターさんと一緒に出掛けました。
なんといっても古い家に生まれたのでもなく、代々続く家に嫁いでもいないんで、骨董には全く無縁の私です。キレイかそうでないかは感覚的にわかるけど、値打ちとかは全く無知です。食器でも、古いモノがなんで良いのか、言葉では理解できても実感できないのも事実ですね。なので、目利きな方はすごいな~って思ってしまいます。
今日、お会いした方は、ご主人のお父様が始めたという骨董品やさんの奥さん。今は息子さんが家業を継いでいるんだとか。
ご実家が商売をしていたので、サラリーマンと結婚したいとご主人と結婚。なのに、転勤族のご主人が、脱サラでお父さんの後を継ぐことにしたときは、ビックリしたんやとか。そのご主人を早くに亡くしてからは、義父との2人三脚で家業を支えてきたようです。
でも、そういう古美術にも造詣の深かった彼女だけに、目利きやったんでしょうね。スミス記念館の建物の美しさや技術を目のあたりにしたとき、その価値を評価して、残そうという運動につながっていったんですね。
息子さんが家業を継いだ現在、自分を商売から解放して自由に暮らし、好奇心旺盛に何事にも前向きで、毎日多忙に暮らす様子をお聞きしながら、私の60代はどんな人生なんやろうなって思いましたね。

「日常に使ってる食器が値打ちのある骨董なんよ~」と、一緒に行った先輩。
お茶をいただいたんやけど、お湯飲みも茶托も、確かに良さそうなもんで・・・?
う~ん・・・こういうのを、猫に小判て言うんよね・・・苦笑