行ってきました~
野洲文化ホール。1015席の(3階母子席72)劇場なんで、落語を聞くには大きい会場かもわからへんけど、でも、すっごくおもしろくて、おかしくて、楽しい落語会でしたね。
噺も良かったけど、演者さんもみんな上手かったし~
桂二乗 「子ほめ」
桂吉弥 「ちりとてちん」
桂南光 「はてなの茶碗」
桂小米朝 「稽古屋」
桂雀々 「手水回し」
今回は、落語初心者の友だちと行きました。
総集編で、ドラマ「ちりとてちん」ファンに引き込んだ友人やけど、「上方落語」自体をあまり知らないんですね。だから最初は、古くて、高尚で、難しくて、理解しにくいものかと誤解してたようです。
そんなことないのよ~。
アホで、かわいくて、罪のない、あったか~い人たちがいろいろ登場してくる、他愛な~いお話なんやから。
前座の二乗くんから会場は笑いモードやったんやけど、満席のお客さんがざわついたのは、その二乗くんが座布団を裏返して、めくりをめくって、「桂吉弥」の文字が現れたとき。そら、いくら人気者でも、このメンバーやったら2番目ですよね。若いんやから~ (苦笑)
吉弥さん、「ちりとてバブルの桂吉弥です・・またの名を、徒然亭草原・・」と、いつものマクラ。
もちろん朝ドラの話もありましたよ。
7月25日放送予定の、スピンオフドラマ「まいご三兄弟」のことにもふれ、
「渡瀬さん、和久井さん、松重さん、京本さん、江波さん・・・ギャラの高い人はダレも出ません。徒然亭兄弟の、ギャラの安いもんばっかりでやらせてもらいます・・・四草役の加藤虎ノ介くんなんてね、半年前までアルバイトしてたくらいやからね~ もう、『ちりとてちん』に出てね、お陰さまで、今はクーラーのコマーシャルに出てますわ~ ありがたいですね~」
もう、爆笑につぐ爆笑ですわ。
落語「ちりとてちん」本編も、良かったですよ。TVでも何度も聞いてる話やけど、やっぱりナマはよろしいね。ところどころに、時事ネタ?とか、ご当地ネタまで入れてくれました。
「茶碗蒸しにユズのかけらを入れて・・・船場吉兆みたいでんな・・・あ、怒った?」とか、
「・・腐ってるんやおまへん。発酵させてありますねん。フナズシと一緒ですわ・・」とかね。
噛むことなく(大笑)最後まで大いに笑わせてもらいました。
吉弥さんに「ちりとてちん」を教えたという南光さんは、「はてなの茶碗」という大ネタ。これがまた、良かったですねぇ。マクラに、
「ざこば師匠と小米朝と私の3人で去年も寄せてもろたんですけど、席空いてましてね。今年は吉弥くんのおかげで満席。これから米朝一門会には必ず吉弥に来てもらおうと言うてます~」なんて言うてはりました。
確かに。でも、噺の中の爆笑の度合いは、やはり先輩方の方が高かったと思いますよ。
中入り後の小米朝さん。米朝師匠の息子さんで、挨拶も
「桂、七光りです~」なんて、関西人特有の自虐的なネタで笑いをとってましたね。この秋には名跡「米團治」を継ぐんやけど、落語はなんかこじんまりしてる印象が強くて。でも、今日の「稽古屋」はおもしろかったなぁ。
上方落語特有の鳴り物入りの噺。女形なところ、お師匠さんが踊りの稽古を付けるあたりが抜群ですわ。思わずこちらの体が動いてしまうくらい。
さすがに、米朝のDNAやなぁと。
そして最後が雀々さん。
とにかく、マクラで会場が異常なくらい笑いの渦になりまして。
去年の敬老の日に彦根で一席あったらしいんですね。その時の会場はとにかく、
「じじ、ばば、ばば、ばば・・・・・で、ステージで紹介してくれる人も高齢の方やけど、緊張されてて、もうがちがちで・・『き、きょうは・・・か、かつら・・かつら・・かつら・・・』 私、初めてですわ。舞台の上で、『かつら・・・お前ダレや?』・・・て言われましてん・・・」
とにかく、涙の出るくらい笑わしてもらいました。
本編「手水回し」も爆笑でした。セリフというより間の取り方がすごくよくて、ちょっと亡き枝雀さんを思い出しましたねぇ。会場も盛り上がって、あまりに笑ったんで、南光さんではなく雀々さんが大トリなのもガテンがいった感じですわ(苦笑)
南光さんも、雀々さんも、枝雀さんの弟子。米朝師匠の孫弟子です。
吉弥さんも、亡き吉朝さんの弟子で米朝師匠の孫弟子。
前座の二乗くんは、米二さんの弟子で米朝師匠の孫弟子。
一門会も、世代交代してきますね。
長い、一門会レポでした~
お後がよろしいようで。
野洲文化ホール。1015席の(3階母子席72)劇場なんで、落語を聞くには大きい会場かもわからへんけど、でも、すっごくおもしろくて、おかしくて、楽しい落語会でしたね。
噺も良かったけど、演者さんもみんな上手かったし~
桂二乗 「子ほめ」
桂吉弥 「ちりとてちん」
桂南光 「はてなの茶碗」
桂小米朝 「稽古屋」
桂雀々 「手水回し」
今回は、落語初心者の友だちと行きました。
総集編で、ドラマ「ちりとてちん」ファンに引き込んだ友人やけど、「上方落語」自体をあまり知らないんですね。だから最初は、古くて、高尚で、難しくて、理解しにくいものかと誤解してたようです。
そんなことないのよ~。
アホで、かわいくて、罪のない、あったか~い人たちがいろいろ登場してくる、他愛な~いお話なんやから。
前座の二乗くんから会場は笑いモードやったんやけど、満席のお客さんがざわついたのは、その二乗くんが座布団を裏返して、めくりをめくって、「桂吉弥」の文字が現れたとき。そら、いくら人気者でも、このメンバーやったら2番目ですよね。若いんやから~ (苦笑)
吉弥さん、「ちりとてバブルの桂吉弥です・・またの名を、徒然亭草原・・」と、いつものマクラ。
もちろん朝ドラの話もありましたよ。
7月25日放送予定の、スピンオフドラマ「まいご三兄弟」のことにもふれ、
「渡瀬さん、和久井さん、松重さん、京本さん、江波さん・・・ギャラの高い人はダレも出ません。徒然亭兄弟の、ギャラの安いもんばっかりでやらせてもらいます・・・四草役の加藤虎ノ介くんなんてね、半年前までアルバイトしてたくらいやからね~ もう、『ちりとてちん』に出てね、お陰さまで、今はクーラーのコマーシャルに出てますわ~ ありがたいですね~」
もう、爆笑につぐ爆笑ですわ。
落語「ちりとてちん」本編も、良かったですよ。TVでも何度も聞いてる話やけど、やっぱりナマはよろしいね。ところどころに、時事ネタ?とか、ご当地ネタまで入れてくれました。
「茶碗蒸しにユズのかけらを入れて・・・船場吉兆みたいでんな・・・あ、怒った?」とか、
「・・腐ってるんやおまへん。発酵させてありますねん。フナズシと一緒ですわ・・」とかね。
噛むことなく(大笑)最後まで大いに笑わせてもらいました。
吉弥さんに「ちりとてちん」を教えたという南光さんは、「はてなの茶碗」という大ネタ。これがまた、良かったですねぇ。マクラに、
「ざこば師匠と小米朝と私の3人で去年も寄せてもろたんですけど、席空いてましてね。今年は吉弥くんのおかげで満席。これから米朝一門会には必ず吉弥に来てもらおうと言うてます~」なんて言うてはりました。
確かに。でも、噺の中の爆笑の度合いは、やはり先輩方の方が高かったと思いますよ。
中入り後の小米朝さん。米朝師匠の息子さんで、挨拶も
「桂、七光りです~」なんて、関西人特有の自虐的なネタで笑いをとってましたね。この秋には名跡「米團治」を継ぐんやけど、落語はなんかこじんまりしてる印象が強くて。でも、今日の「稽古屋」はおもしろかったなぁ。
上方落語特有の鳴り物入りの噺。女形なところ、お師匠さんが踊りの稽古を付けるあたりが抜群ですわ。思わずこちらの体が動いてしまうくらい。
さすがに、米朝のDNAやなぁと。
そして最後が雀々さん。
とにかく、マクラで会場が異常なくらい笑いの渦になりまして。
去年の敬老の日に彦根で一席あったらしいんですね。その時の会場はとにかく、
「じじ、ばば、ばば、ばば・・・・・で、ステージで紹介してくれる人も高齢の方やけど、緊張されてて、もうがちがちで・・『き、きょうは・・・か、かつら・・かつら・・かつら・・・』 私、初めてですわ。舞台の上で、『かつら・・・お前ダレや?』・・・て言われましてん・・・」
とにかく、涙の出るくらい笑わしてもらいました。
本編「手水回し」も爆笑でした。セリフというより間の取り方がすごくよくて、ちょっと亡き枝雀さんを思い出しましたねぇ。会場も盛り上がって、あまりに笑ったんで、南光さんではなく雀々さんが大トリなのもガテンがいった感じですわ(苦笑)
南光さんも、雀々さんも、枝雀さんの弟子。米朝師匠の孫弟子です。
吉弥さんも、亡き吉朝さんの弟子で米朝師匠の孫弟子。
前座の二乗くんは、米二さんの弟子で米朝師匠の孫弟子。
一門会も、世代交代してきますね。
長い、一門会レポでした~
お後がよろしいようで。