向こうに見えるのは、八幡山です。
そして赤く見えるのは、山車(だし)に付けられた赤紙。
そう、近江八幡の左義長祭りですね~
各町内の左義長が宮入りして、山車が審査があり、
これから町内を渡御、というところへ行ってきました。
この祭りの面白いところは、左義長の中心に据え付けられた山車(だし)。
その年の干支にちなんだものを、黒豆、小豆、胡麻、昆布、するめ、鰹節等
食材を素材にして、各町内で作られるんやけど、これがみんな秀逸なんです。
面白いでしょ。
これ、みんな食材ですよ~
虎は、友白髪(麻)。
そろばんは、大アサリ。松の木はクコ、松葉はかぼちゃのタネ。
赤いところは、干しエビ、白い鶴はかんぴょう。
お米、黒豆、緑豆、小豆、干しブドウ・・・など。
そうそう、この虎には、「虎ぬ他抜きの皮算用」
などというタイトルがついてましたね。
相変わらず、たくさんの人出。
アマチュアカメラマンも、「たねや日牟禮舎」の前の石垣にずらり~
明日は、もっとたくさんになるんちゃうかな~
いつも、友だちのウチに車を停めさせてもらうんやけど、
そこから日牟禮神社まで、八幡堀に沿って歩いていきます。
その道中でも祭りを味わえますよ。
この日は、各町内の家の前に赤紙がつるされてるんですよ。
元々は安土城下で行われてた祭りで、信長の派手好みから、
山車に赤い紙が使われるようになったとか言われています。
八幡山にお城ができて、安土の城下町も八幡に移されたらしいです。
日牟禮神社では、すでに「八幡まつり」が古くからあったので、
新住民も加わろうとしたけど、寄せてもらえなかったとか。
だから、自分たちの祭りを近江八幡でもしようということになったと言われてます。
それでも、400年から歴史があるんやし~
八幡堀も、このへんまで来ると静かです。
もうすぐ、この掘りに沿って植えてある桜が咲きますね~
8年くらい前から、何度もお邪魔してるお祭りやけど、
今年になって初めて知ったことがありました!
「仲屋町」って書いて、「すわいちょう」なんやて~
ついいでに、「魚屋町」って書いて、「うわいちょう」 って!!
知らなんだわ~
それともうひとつ。
彦根とその周辺でしかされてない、って思ってた「カロム」。
近江八幡でもやってるらしいよ。
こちらでは、「カルム」って呼んでるらしい~
へぇ~、知らんかったわ~
さて、明日は昼間に、それぞれの山車同志が戦う、ケンカがあって、
夜は、奉火されます~ 左義長やし。
けど、燃やすってねぇ。
昨年は、この奉火のところを仕事終わりに、見に行きました。
今年は、どやろ。
行けるかな・・・