一昨日の、市民ホールです。
この間、当たったペアチケットの公演です。
姉と一緒に行ってきました~
金剛流 能 「田村」
大蔵流 狂言 「蚊相撲」
演目は、それぞれ当地にゆかりのあるものばかり。
上演前に、金剛流のシテ方さんより内容の解説がありました。
最初に、狂言です。
「蚊相撲」 と言うタイトルも面白いねんけど、
お大名が相撲取りをお抱えしようと太郎冠者に連れてこいって言うんですね。
で、太郎冠者が連れてきたのが、相撲が得意という妙な顔をした男。
で、お大名が自ら相撲をを取って確かめようとするんやけど、
取り組むやいなや、長いクチバシ?に刺されてしまうんです。
「そやつの出はどこや?」
「江州(ごうしゅう)の守山でござります」
「守山と言えば『蚊どころ』、ならばやつは蚊の精に相違ない」・・・ってことに。
『蚊どころ」って! (笑)
で、再度取り組むことになるんやけど、お大名は太郎冠者に扇であおぐように指示。
あおがれて、蚊の精はふらふらになって、逃げていく・・・というお話。
お大名は、パパの茂山七五三(しめ)さん。
太郎冠者は、お兄ちゃんのもっぴーこと、茂山宗彦くん。
蚊の精は、弟の茂山逸平くん。
それにしても、守山は「蚊どころ」やったんや~ (笑)
休憩のあと、能の「田村」。
お話に前半後半があったけど、長かったですね~
「田村」というのは、坂上田村麻呂のお話。
歴史で習った、日本で最初の征夷大将軍になった人やけど、
守山の東門院にゆかりのある人なんですって。
それもあってか、ホールのロビーで、蛍だんごなど、
東門院の門前にある和菓子やさん「鶴屋吉正」さんが出店してました。
開演前にひとだかり。
お姉ちゃんは、早速いちご大福(1個200)を買ってました!
なので、いきおい?私も、お団子セット(600)を買っちゃった! (笑)
で、能の「田村」のお話やけど・・・・長くなるので割愛・・・(苦笑)
というか、パンフもあるし、前もって解説を聞いてたので、
だいたいのストーリーはわかったけど・・・
知らずに見ると、なかなか難しいです。
そういや前後半の間に、茂山逸平くんが語るところがあるんやけど、
狂言師も、こういう能にも出はるんやねぇ。
「間(あい)」って言うらしいけど、シテの方が後半のために衣装替えする間に、
物語の来歴なんかを語る役らしいです。
これが、けっこう長い語りでしたよ~。
いろいろ発見がありますなぁ~
そういや、ずっと前に、湖北の取材をしてて、
浅井町(現長浜市)の能楽資料館へ行ったことがあります。
静かなところで、豪華な装束や能面、織機などを展示してありました。
昔は、あのあたりで絹の生産が盛んやったこともあり、
糸取りから織りを含めて、能装束のできるまでを紹介してくれる資料館でしたね。
訪れる人が少なかったからか、
「遠くから来ていただいて・・」
と恐縮されたのを記憶してます。
今でも、訪れる人は少ないのかなぁ~
終演後は、広いホールなんでお見送りはなかったけど、
伝統芸能、たっぷり、1人3800円分を、タダで味わえました~(笑)