京都、烏丸丸太町を上がったところ、御所のそばにある護王神社。
足腰の健康にご利益があるというので、たくさんの人が参詣してます。
ここに、昨年も行ったけど、今年も元旦に行ってきました。
境内です~。拝殿の奥に本殿があります。
狛犬の代わりに、狛イノシシがあるのは、イノシシが、この神社のシンボルだから。
御祭神の和気清麻呂が、都から宇佐へ行くときに災難にあい、
その災難から護ったのが300頭のイノシシやったらしいです。
この、護王神社を越えたところに、KBSホールがあります~
3回目となる元旦落語会は、昨年までは桂吉弥独演会やったけど、
今年は、同じ年の、桂まん我さんとの会、
吉弥プロデュース、「激突! 吉弥とまん我」になりました。
最初、フツウのお座布団を持って2人が登場。
2人のよもやま話から始まりました。
桂まん我さんは、文我さんの弟子、枝雀さんの孫弟子です。
師匠の文我さん同様、きっちり丁寧な噺をしてくれます。
昨年、NHK新人演芸大賞の落語部門大賞を受賞。
しかも、「三十石」でとらはったらしいよ~
新人というても、吉弥さんとは同じ年。
今年は、2人とも前厄らしいですよ。
吉弥さんは、年末の恒例「新撰組忘年会」で、
ついついおしゃべりが過ぎたらしく、年明けそうそう、
三谷幸喜さんからお叱りメールが来たとか。
「吉弥さんの、おしゃべり」って!
なので、
「今年はおしゃべりやめて」
「噺家やのに?」
「いや、いらんことをしゃべらんようにします」 やて(笑)
前座は、吉弥さんの弟子の弥太郎くんから。彼は30才やて~
弥太郎くん「子ほめ」
吉弥さん 「ちりとてちん」
まん我さん 「しじみ売り」
中入り
まん我さん 「替わり目」
吉弥さん 「高津の富」
久しぶりに聴いた吉弥さんの「ちりとてちん」。
相変わらず、食べるシーンは絶品。もう、光景が目に浮かぶもん。
それに、ところどころアドリブ入れるとことか、余裕すら感じます。
誰にならったか、すぐにわかるくらい、南光さんが見えるけどね。
まん我さんの「しじみ売り」。
中入り後に、まん我さんが言うてましたね。
「正月から、暗い噺をしてすんませんねぇ」って。
一緒に行ってた晴れ女の友だちが、
「そんなことない! 聴きたかった噺やし、良かったわ~」
と隣で言うてたけど、ほんとにかけられることが少ない噺やと思う。
私も、初めて聴きましたわ。人情噺なんやけど。
オチが、「しじみだけに体に効く」みたいな感じやったけど、
「甲斐がない」「いや、貝があるから売ってるねん」
みたいな終わり方とちゃうかったっけ・・・??
覚え違いかな。
そういや、ざこばさんがこの噺に挑戦したいって言うてはるらしいよ。
「米朝口まかせ」で、米朝さんが言うてはったし。
「替わり目」は、端正な噺をしはると思ってたまん我さんが、
陽気な酔っぱらいをやらはったんで、ちょっとビックリ。
いや、噺家やねんからビックリするのはおかしいねんけど(苦笑)
それくらい、上手かったんですね。
こういう噺もしはるんや、と。
トリは吉弥さんの「高津の富」。
もう、ホンマ、上手いわ~
「うどんうどん」が入るのは吉弥さんならでは。
・・・なんのこっちゃ、ですが(笑)
吉弥さんの「高津の富」を聴くまで、あの噺は松鶴さんが随一、
って思ってたけど(笑)そんなことないんやって、思いましたね。
テンポがいいし、オチもかわいい?し、この噺は好きな噺です。
「子の千三百六十五」
もう、覚えてしまう番号ですよね~
さて、今年もホールで和菓子やさんがお商売。
思わず衝動買いですね。三笠ときんつば(笑)
そして、もう一つ、買ってしまったわ。
本やけど・・・この話は、また次回に・・・・