茶だんご。
次女のお土産です。
連休の前の日に、次女が言うんですわ。
「三日も休みがあるし、どっか、目的のない気ままな旅にでも出でこようかな」
「え~っ? 思いつきで急に行っても泊まるとこないんちゃう?」
「でも、家にじっとしてるのもなぁ・・」
「どこ行くん?」
「だから、気の向くまま、足の向くままの旅やん」
「え~っ・・・だいじょうぶかいな」
「車やし、遠いとこは行かへんよ」
「雪降るかもわからんし~」
という、ワケのわからん会話がありまして、翌日・・・
「一応、奈良方面に行くわ」
「あっちは温泉ないで。山の中に行かんと」
「いや、別に温泉に行きたいワケちゃうから」
「あ、そう・・・まさか、ひとりで行くん?」
「友だち誘ったから」
という、曖昧な会話がありまして、次女は車で出かけました。
心配すると思ったのか、仲良しの友だちと3人で行くからって。
夕方、メールが届きました。
「奈良にいるねんけど、奈良の名物の食べ物ってなに?」
「奈良漬け、わらびもち、茶がゆ・・かな」
「ありがとう。これからご飯食べに行くわ」
という、普段の日と変わらんようなメールのやりとりがありまして・・・
泊まるところ、決まったんかな・・・というおかんの不安をよそに、
それから、なかなかメールが来ず・・・
「ただいま~!」
「え~っ!?」
帰ってきよりましたがな!
「あんた、気ままな旅に出たんちゃうかったん?」
「うん・・・みんな忙しいらしいから、泊まろうって、誘えへんかってん」
「ちっちゃい旅やってんな~」
ホッとするやら、な~んや、と思うやら。
その翌日、またまた次女は一日出かけてたようやけど、
どうやら、最近、冷め冷めやったカレシと、ちゃんとケリつけて来たもよう・・・
乙女ちっくに、傷心の旅をしたかったんかな~??