おかんのネタ帳

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ビオトープのホタル

2015-03-14 23:44:49 | お仕事メモ
昨日の朝、以前、取材をさせていただいた、
”物部の生き物博士”と呼ばれている方から、お電話をいただきました。

「物部小学校のビオトープで、ホタルの幼虫を放流します。
 それも、小学校で卵からかえした幼虫なんです」

小学校のビオトープは、前から行ってみたいと思ってました。
次女が、引っ越してきて2年間通った小学校やけど、
4年前に、ビオトープができたらしんです。

そのビオトープづくりのお手伝いをされて、管理も手伝ってるのが、
”生き物博士”と呼ばれる中島正一さんです。

琵琶湖の赤野井湾流域の水環境を守る活動をしている、
NPO法人「びわ湖豊穣の郷」の理事をされてるんやけど、
地元で生まれ育ち、自然が大好きで、現役時代から、
豊饒の郷の活動に参加し、定年後は、地域の子どもたちに、
自然にふれてもらおうという活動もされてるんですね。



小学校のビオトープ。
毎年、ホタル資料館から、幼虫をもらって放流してるそうですが、
ビオトープで育ったホタルから、卵を産ませて育てられないかと、
先生が、昨年の秋、水槽にホタルを入れて、挑戦したそうなんです。

石にコケをつけ、そこに生み付けた卵が水の中に落ちて孵化し、
川から採取した巻き貝のカワニナを餌に幼虫は大きくなったとか。

・・・そのために、ワカニナも育てることになったらしいですよ~

牛乳パックに、幼虫を分けて入れ、子どもたちが放流します。



幼虫・・・牛乳パックからはい上がってきたのもいてるとか・・



ちょっと気持ち悪い?けど、こいつも光るらしい。

この日は、19日に卒業するという6年生が放流します。



この小学校のビオトープは、地下からの湧水を水路に流しています。



みんなでワイワイ、楽しそうです~



バットに残ってた幼虫も、みんな水路に放流します。
何匹ぐらいが、成虫になるでしょうね~

中島さんの話では、ビオトープの中でも、
孵化したホタルの幼虫がいるらしい。
水路の中で、冬を越してるんですね~



このビオトープでは、珍しい「アカガエル」が棲み着いて、
卵を産んで越冬してるらしんです。



卵です~~
1月に産み付けてから、冬眠したらしいです。

もうすでに、オタマジャクシにかえってました。
わかりにくいので、中島さんがバケツですくって見せてくれました。



動いてます~~
ほんまに、オタマジャクシ~

ビオトープとは、生物生息空間。
2001年に、総合学習が取り入れられてから、教育の一端として、
学校内につくるところが増えているようです。

自然の水草や水生植物とプランクトン、小さな魚に昆虫の幼虫、
昆虫などが、一つながりの生態系、また食物連鎖を維持していること、
そこから自然環境の成り立ちとそのシステムを学ばせようというものです。

でも、継続して管理をちゃんとしないとあかんでしょうね。
学校と地域が連携することが、やはり重要ですね。



ネコヤナギの芽がふくらんでいます。
水の中には、珍しい水草も増えてきたとか。



鹿角苔草(かずのこけぐさ)とか言うらしい。
鹿の角のように見えるからですね。

そうそう、キレイな水の中でしか咲かない梅花藻を植えたら、
長い期間、キレイな花を咲かせてたらしいけど、
たくさん増えすぎたので、整理したんですって~

管理もなかなかたいへんですね。

4月末の、大雨の日に、ホタルの幼虫は、
草むらを登って、さなぎになるそうです。
・・・光りながら登るんですって!

そして、夏には羽化するんですね~

楽しみです!