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大阪、ツインタワーから見た大阪城。
拡大すると・・・・
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ほんまに、大阪城やで~
そうです。書きそびれてますけど、25日に、
さんまさん主演の舞台「七人ぐらいの兵士」千穐楽を観てきました。
東京公演から始まって、少し間を開けて大阪公演。
最前列という、サイコーなお席で、じっくり観させてもらいました。
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15年前が初演という舞台の再演。
終戦70年ということと、さんまさんの還暦?で実現したみたい。
大戦中の戦地で、当時実在したという吉本興業の戦地慰問団
「わらわし隊」ををモチーフに描かれた悲喜劇。
さんまさん初主演の舞台を、俳優でもある、生瀬勝久さんが書いて、
日テレのプロデューサー・演出家の水田伸生さんが演出した作品。
戦時中の中国大陸、日本軍のある駐屯地で、大阪出身者ばかりが集められた分隊。
生瀬さん演じる、木下兵長はかつて漫才師。出番直前に失踪した相方が、
さんまさん演じる水嶋で、偶然、野戦病院で再会・・・
木下兵長が、水嶋上等兵を銃の暴発で殺してしまおう、というくだり、
生瀬さんとさんまさんのやりとりは、どこまでが脚本で、
どこからがアドリブなのか・・・もう、めっちゃ面白い~
銃撃演習で、撃とうと構えながら、なんやかや言うて取りやめる水嶋、
木下の銃と取り合えてみたり、思わず生瀬さんが、(← ここは芝居?)
「いや、それはオレの」
「なんで」
「オレの音がするから」
「かっこええ~ オレの音・・」
長引くやりとりに、しまいにイラだってくる生瀬さん・・(これも芝居?)
「時間ないし、ええ加減にしてください、師匠・・」 (師匠って!?)
「今日は最後やから、終電までええねん・・」
会場大爆笑です~
・・・というか、電車、台風でえらいことになってましたけどね(涙)
軍隊を逃げ出して日本に帰りたいと思っている兵士たち。
慰問団が来るという話から、慰問中に「兵隊さんの時間」があるから、
その時に、歌が上手いと日本に帰れるかも・・・なんて言うて、
兵士たちをその気にさせてしまう、水嶋。
でも、それは彼の大ウソで・・・・
何が起こるかわからん千穐楽。
アクシデントがありましたわ~
2列目か3列目のセンターに座ってたお客さん。
おばあちゃんが落ち着かなくなり、両脇の女性が押さえてたんやけど、
とうとう、さんまさんと、中尾さんのシーンで、思わず大きな声を出したんです。
・・びっくり。
でも、さんまさんは動じず?中尾さんに、
「オマエ、今、なんか言うたか~?」
「い、いえ、なにも・・」
「そうか~」
この時は、こんで終わったけど、その次のシーン・・・
さんまさん演じる水島上等兵が、山西さんや温水さんら5人の兵士に、
漫才指南をするシーンがあるんやけど、このシーンが始まる前に、
おばあちゃんがさらに落ち着かなくなり、両脇の女性と小競り合いに・・・
「ゆかちゃん!」
おばあちゃん、言うてしもて。
・・・おそらく、おばあちゃんを制してたのが、
ゆかちゃんという女性なんでしょうね。
さすがのさんまさんも、ぷっと吹き出し、
「ゆかちゃん~?」
そこから芝居になりません。
さんまさんは、笑いながら「ゆかちゃん」を連発。
ゆかちゃんらしい女性は、さすがにおばあちゃんを連れて、
会場を出て行こうとされたんです・・・観たかったでしょうに・・・
でも、センターの席から、なかなかすっと出られへんのですよ。
おばあちゃんは、舞台の階段の方に行こうとするし~
「あ、こっちちゃいますよ。出口はあっちでっせ~」
温かい言葉をかけるさんまさん~
おばあちゃん、さんまさんのとこに行きたかったのかなぁ~
会場は、ハラハラしながらも、さんまさんの対応に大爆笑です。
「だいたい、お年寄りにこの芝居は長すぎるわな~」
さんまさんも、笑ったまんま、なかなか芝居に戻れません。
片岡を演じる中尾さんに、役名ではなく、「中尾!」って言うてしまうし~
会場も、キャストも大爆笑、ほんでまた、言うねん。
「ゆかちゃん・・」
パンフの、さんまさんのコメントのところに、
「舞台は生モノなので、雨が降っても客席の空気が変わる。
その空気によっては芝居をつぶしてでも、明石屋さんまは笑える方を選びます。
作家の生瀬くんは、きっと何してくれるねんて思うでしょうが・・」
そのまんまの、舞台でしたね。
お客さんの反応を楽しみたい、というさんまさんだから、
こういうアクシデントも笑いに替えて行けるんでしょうね。
会場のお客さんから、怒りの声が出ることもなく、
おばあちゃんの手をひく女性ら3人を温かく見守ってました。
アクシデントを含めて、さんまワールドを楽しめましたね。
山西さん、八十田さん、温水さん、この3人もいじってましたね。
なんせ、ハゲ散らかしてる?3人ですから、
「おまえら、3兄弟か~!」
温水さんとの、漫才の稽古シーン。
あそこも、爆笑でしたね~~
おそらく、アドリブも入って長くなったんやと思うけど、
温水さん、なんぼ、さんまさんにしばかれたことか~
さんまさんのむちゃぶり、サイコーでした。
「言葉を置きにいったらあかん」
漫才の練習で、中尾さん演じる片岡に何度も言うてましたね。
どのシーンやったか、
「オマエは漫才をやりたいのか役者になりたいんかどっちや?」
なんて、ちょっとリアル?な質問までされてました。
さんまさんにいじられて、返事が返されないこともあって
・・・アドリブには、なかなか返せませんよね~?
しまいに、セリフなのかアドリブなのか、言うてました。
「ボク、なんか悪いことしました?」
ストーリーは、笑いの中にも、戦場で戦う兵士たちの話。
ラストは、確実に悲劇へと向かって行きます。
最後まで笑うことなく舞台上にいた濱田軍曹の中村育二さん。
突撃の前に、「唯一笑った話」をします。
何通も書き送った妻への手紙は、今日は天気がよいとかぐらいしか書いてない。
返事は一つもなかったけど、妻の死後、返事を書きながら出せずにいたことを知る。
その妻の手紙を読んだら、私と同じ気候のことしか書いてなくて
私は、思わず笑ってしまった・・・・
ここで、ホロリ・・・
順に、突撃して散っていく兵士たち。
「オマエはまた、逃げるんちゃうか?」
生瀬さん演じる木下兵長のことばに、
「オレは、死にたないのとちゃうねん。
生きたいだけやねん」
そう言い残して、二人とも突撃していきます・・・
設定では、20代の役らしいんやけど、
・・・還暦のさんまさん、頑張ってました!
いつまでたっても、私らにとってはスターやし。
爆笑王やし、面白かったです!
カーテンコールは、小道具に持ってた赤いチャイナドレス姿で!(笑)
トークや挨拶はなく、あっさり2回で終わったけど、
終了時間を見たら、17時30分。
休憩もなく、3時間半ですよ~~~
・・・おばあちゃんには無理やで・・・
あっという間やったけどね。
また、舞台で拝見したいもんです~