昨日の雨がウソのように晴れましたね!
その代わり、迷走してた台風は東北に上陸してましたけど・・
被害が少ないことをお祈りしています。
さて、雨が降り出す前に、五個荘町まで行ってきました。
近江商人の町であり、合併で東近江市になった町です。
旧中山道沿いにある、「小幡人形(でこ)」の工房を訪ねました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f6/6fd65551afb74fa76ebfc697e591a5ff.jpg)
300年の歴史がある土人形で、細居家が代々伝承し、
現在の細居源悟さんは九代目。
江戸時代に、当時飛脚をしていた初代安兵衛が、
度々追いはぎの被害に遭い、転職を余儀なくされて、
京都の伏見人形で製法を学び、中山道を往来する人々の、
お土産として作り販売したのが始まりらしいです。
縁起物、節句物、動物など400以上の種類があるとか。
土で出来た型が表と裏の二つ。これに、土を詰めて乾かし、
乾くと型から外れるので、乾いた表裏を合わせて焼成。
それに下地の胡粉を塗り、彩色して仕上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0d/43d998d9a5b99dfb141d1ac6de06a2ed.jpg)
細居さんの仕事場。
9代目は、お父様が亡くなってから継いだとか。
50歳で継いだときは、現役で仕事をしながらの二足のわらじ。
「これでは生活できませんからね。めったに売れるものでもないし」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/59/293b0ca72876fd5a310aa327ae2ad7b7.jpg)
左は、饅頭を割ってみせる子ども。
父と母に、どっちが好きかと尋ねられた子ども、
手に持っていた饅頭を割って見せ、
「割った饅頭のどっちが好きかと聞かれるようなもの。
父も母も、どちらも好き」
賢い子どもに育つようにと、子どものお土産に買うんかな。
右は、福助さん。商人の町の福助さんなので、
裃を着て座っているのではなく、ラフな羽織を羽織って立っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3f/052669485d0908f30f670aaf14a049de.jpg)
5cmぐらいのもありますが、一番大きいのは、90cmほどとか。
郵政省の年玉切手のデザインに、2度、選ばれてはるんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b2/84b5e7906fcc2bb9c0e6610ef982c709.jpg)
桃持ち猿と、小槌乗りねずみ。
色鮮やかなのが特徴。
先代が亡くなってから始めたと言っても、
門前の小僧、ちゃんと受け継いではるんです。
子どもの頃から、受け継がないとと思っていたそうです。
戦前までは、鮮やかな色彩と面白いデザインで、
お土産として売れた小幡人形も、戦後は、
アメリカからやってきたセルロイドの人形が一気に流行し、
あっという間に、売れなくなったと、細居さん。
伝統工芸を守りたいと思っても、需要がねぇ。
縁起物なんやけど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/89/07c909b70349f7b0f899be6592b93b39.jpg)
来年の干支は酉。
左の親子鳥。
顔がそれぞれあっちを向いてますが、なんともユニーク。
その隣の、土鈴の酉を買ってきました~
小幡人形は、近江商人の館とかで、見ることができます。
販売は、細居さんの家か、ネットからも買えるようです。→ こちら
その代わり、迷走してた台風は東北に上陸してましたけど・・
被害が少ないことをお祈りしています。
さて、雨が降り出す前に、五個荘町まで行ってきました。
近江商人の町であり、合併で東近江市になった町です。
旧中山道沿いにある、「小幡人形(でこ)」の工房を訪ねました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f6/6fd65551afb74fa76ebfc697e591a5ff.jpg)
300年の歴史がある土人形で、細居家が代々伝承し、
現在の細居源悟さんは九代目。
江戸時代に、当時飛脚をしていた初代安兵衛が、
度々追いはぎの被害に遭い、転職を余儀なくされて、
京都の伏見人形で製法を学び、中山道を往来する人々の、
お土産として作り販売したのが始まりらしいです。
縁起物、節句物、動物など400以上の種類があるとか。
土で出来た型が表と裏の二つ。これに、土を詰めて乾かし、
乾くと型から外れるので、乾いた表裏を合わせて焼成。
それに下地の胡粉を塗り、彩色して仕上げます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0d/43d998d9a5b99dfb141d1ac6de06a2ed.jpg)
細居さんの仕事場。
9代目は、お父様が亡くなってから継いだとか。
50歳で継いだときは、現役で仕事をしながらの二足のわらじ。
「これでは生活できませんからね。めったに売れるものでもないし」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/59/293b0ca72876fd5a310aa327ae2ad7b7.jpg)
左は、饅頭を割ってみせる子ども。
父と母に、どっちが好きかと尋ねられた子ども、
手に持っていた饅頭を割って見せ、
「割った饅頭のどっちが好きかと聞かれるようなもの。
父も母も、どちらも好き」
賢い子どもに育つようにと、子どものお土産に買うんかな。
右は、福助さん。商人の町の福助さんなので、
裃を着て座っているのではなく、ラフな羽織を羽織って立っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3f/052669485d0908f30f670aaf14a049de.jpg)
5cmぐらいのもありますが、一番大きいのは、90cmほどとか。
郵政省の年玉切手のデザインに、2度、選ばれてはるんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b2/84b5e7906fcc2bb9c0e6610ef982c709.jpg)
桃持ち猿と、小槌乗りねずみ。
色鮮やかなのが特徴。
先代が亡くなってから始めたと言っても、
門前の小僧、ちゃんと受け継いではるんです。
子どもの頃から、受け継がないとと思っていたそうです。
戦前までは、鮮やかな色彩と面白いデザインで、
お土産として売れた小幡人形も、戦後は、
アメリカからやってきたセルロイドの人形が一気に流行し、
あっという間に、売れなくなったと、細居さん。
伝統工芸を守りたいと思っても、需要がねぇ。
縁起物なんやけど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/89/07c909b70349f7b0f899be6592b93b39.jpg)
来年の干支は酉。
左の親子鳥。
顔がそれぞれあっちを向いてますが、なんともユニーク。
その隣の、土鈴の酉を買ってきました~
小幡人形は、近江商人の館とかで、見ることができます。
販売は、細居さんの家か、ネットからも買えるようです。→ こちら
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