団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

テスラモータース

2010-05-21 18:40:18 | 環境車
                テスラモータース

                               2010年5月21日(金)

 今日のネットによると、「トヨタ自動車が米ベンチャー企業のテスラモータースとEVを共同で開発、生産するため資本・業務提携する」ということです。これには、びっくりしました。

 テスラモーターのことは、あまり知りません。高額なEVスポーツ車を売っていること、電池はどうもサンヨー製らしい、といったことくらいです。

 私は、トヨタが本格的にEV車を共同開発する相手として考えるほどのメーカーとは思えませんが、トヨタとしては共同開発以外に何らかのメリットがあるのではないかと思います。また、電気自動車の開発について、トヨタの焦りもあったと思います。

 ハイブリッド車では圧倒的な優位に立つトヨタですが、EV車では日産に大きく遅れをとっています。ハイブリッドからプラグインハイブリッドへ、そしてプラグインハイブリッドから電気自動車へ、こういう流で自動車は進化すると思われますが、そのスピードがトヨタの予想より遥かに速いと気が付いたのではないかと思います。焦りは何らかの動きを誘発します。

 このニュースに、「びっくりしました」また「何らかのメリットがあるのではないか」と書きましたが、それは、テスラとの共同開発車をNUMMIの跡地で生産するということでした。

 私的には、これはかなりビッグニュースです。トヨタがNUMMIから撤退すると表明したことを受けて、私は「プリウスを生産したらどうか」と数ヶ月前にブログに書きましたが、「雇用を最後まで守る」というトヨタの企業姿勢を示すために必要と思ったのです。今回のことで完全とは言えませんが、「雇用を守る」という企業イメージを回復することになるでしょう。

 とまれ、これからの世界の自動車メーカーの合従連衡のキーは、「電池自動車」であることが益々明確になってきました。

 注 電気自動車の命運を握るのは「電池」なので、私は敢えて「電池自動車」と言っています。
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