団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ねじれ

2010-07-18 08:28:21 | 政治
                    ねじれ

                               2010年7月18日(日)

 さすがは朝日新聞です。先の参議院議員選挙の結果で私が知りたいことを記事にしてくれていました。
 7月15日付けの社説「選挙結果ゆがめた深刻さ」です。

・一票の最大格差は、神奈川県と鳥取県の間で、何と約5倍!
・神奈川、大阪、北海道、東京、埼玉、愛知では50万票の人が落選し、高知、徳島、山梨では20万票以下で当選。
・「選挙区」で民主党は約2270万票で28議席、自民党は約1950万票で39議席。

 社説ではこうした現状を踏まえ、「政府が有識者による選挙制度審議会を設け、第三者の視点で具体策を急ぎ練り上げるしかあるまい。」と述べています。


 選挙制度で大事なのは、民意を正確に反映することですが、そのような選挙制度を造ることは、私は極めて簡単だと思います。(○○審議会なんて大袈裟です。)全国一区比例代表制にすれば良いのです。
 全国一区比例代表制であればほぼ100%民意を反映することになるでしょう。(民意が正確に反映されると困る勢力は、いろいろと理屈をこねて反対するでしょうが・・。)


 参議院は、これも全国一区にして、政党名ではなく個人名の投票にします。そして、国会での議決数は得票に応じたものにします。
 例えばAさんは200万票だったので国会の議決数は「2」、Bさんは150万票だったので同議決数は「1.5」とするのです。
 これも民意をほぼ100%反映することになるでしょう。
(同じ選挙区で多くの票を獲得した人と少ない人の議決権が同じ「1」というのは問題でしょう。)


 今回の選挙結果で、衆参の「ねじれ」が問題になっていますが、民意と選挙結果の「ねじれ」こそが本質的な問題なのです。 


 総理大臣がころころ変わる等、政治の閉塞感が強まっていますが、民意を正確に反映する選挙制度によってこそ、この閉塞感は打破されるものと思います。

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