ゴーン容疑者、仏で高額報酬批判恐れる?
2018年12月5日(水)
ゴーン欲の帰結として臭い飯を喰っているゴーン氏ですが、悪行が膨らんでいるようであります。
4日の朝日新聞です。
ゴーン氏は、過小記載を「従業員のモチベーションが落ちる」という趣旨の言い訳をしているようでありますが、身勝手も甚だしいです。いずれ知れる訳ですから、その時のモチベーションの低下はどうなるのか?考えが及ばないのでしょうか・・。というより、自分が在任中には従業員に秘密にしてモチベーションを高くもってもらってしっかりと働いてもらい、自分が退職した後は野となれ山となれの発想であります。要は、日産がどうなろうが、自分さえ良ければ良いという類希なる身勝手な人間ということであります。
誰でしたっけ、「カリスマ(超人的)経営者」としてもてはやしたのは? 確か、現内閣総理大臣もその内の一お人であったと思いますが・・。
話が若干逸れましたが、この記事の主眼は、「従業員のモチベーション」云々ということではなく、フランスの目を気にしていたのではないか、と指摘しているのであります。
フランスではオランド政権の時に、政府出資法人のトップの報酬に上限を設けるような動きがありました。
私は、そのことをブログに書いたことがあります。題して「最高賃金」。ハハハッ、誰も何のことか分からないでしょうな。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/99ec672222ade89b89d450dfc62de030
現時点で、この報酬上限規制がどのようになっているか知りませんが、このような経過を気にしていたことは間違いないことだと思います。
ということは、フランス政府も欺こうとしていたとも取れます。更に言えば、ゴーン氏はそのゴーン欲故ルノーでも不正をしていなかという疑惑さえ浮かびます。
今日の中国新聞です。
「再逮捕へ」とあります。勾留が更に40日継続することになりそうです。
もしかして、ゴーン氏の成果と言えるかもしれないことが起これば好都合と思えることがあります。諸外国に比べて、勾留が長い! 検察の狙いは明らかです。自白をするよう精神的なプレッシャを掛ける訳であります。ゴーン氏のようなタイプの人には通用しないのではないかと思いますけど。まず、①頭脳は良いですよ、②悪行を行うに際して法的な検討は充分行っています、③(これが大きいと思いますが)最強の弁護団が付いています。腹の中では、検察をせせら笑っていると思います。つまり、精神的には検察よりか優位に立った気持ちでいる可能性があります。とにかく自我の強い人間ですので、自分が一番偉いとも思っていますので・・。これらは、精神的な欠陥ですので、仮に、裁判で有罪と断定されても、それに服すなんて気持ちは毛頭ないでしょう。
国際的な批判を浴びて、この勾留制度の見直しが行われることになれば、そりゃ、ゴーン氏のおかげと言っても良いかも知れません。こういうのって、どのように思えば良いのでしょうか。複雑であります。
驚くべきことが書いてあります。「競合他社に行かないようにする対価」。これ、どう考えて良いか、俄かには分かりません。
一つ言えるのは、ゴーン氏自らが、全世界の自動車メーカーで一番の経営者と思っていなければこんな契約はできないことですよね。トップ経営者って、どこの企業でもそうだろうと思いますが、自分が一番の経営者と思っている人が多いですから、その人達からしたら、怒り心頭というか、せせら嗤っているかも知れません。それに、余計なことですが、トヨタは、ゴーン氏は絶対に雇いません。トヨタは従業員を大事にします。(トヨタ初代社長の豊田喜一郎は、不況により従業員を整理したことがあったのですが、その責任を取って社長を辞めました。ゴーン氏はのし上がった。)
次に言えるのは、その「対価」以上に報酬を払うという企業が出れば、ゴーン氏は裏切る可能性があるってことですよね。先に述べたように、退任後の日産って「野となれ山となれ」と思っている方ですので。
私には、「複雑」過ぎて、この程度しか思い浮かびません。ゴーン氏の「悪行山」の一合も踏破できていないかもと、自らの頭脳の低さを嘆いているのであります。