19710427 大阪公演、プレヴィン&ロンドン響の、ラフマニノフ sym.Nr2
2018年12月10日(月)
不思議です。私に、アンドレ・プレヴィンのことに関して、問い合わせる方が多いのです。
①数年前になりますが、木下浩二さんという方から、私のエァチェックに関して問い合わせがありました。勿論、プレヴィンです。この木下さんという方は、プレヴィンを研究している方で、いずれプレヴィンに関する本を出すとおっしゃっていました。(結果は知りません。)
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I5639781-00
②私が音源交換している方からですが、今年、標記の音源についてリクエストがあり、音源交換をさせていただきました。
③今日10日気付いたのですが、私のブログにコメントを寄せた方がおられまして、標記の音源についての質問でした。
ラフマニノフの交響曲第2番の演奏がオンエアされたのですが、「3楽章までの放送だったのか?」という問い合わせでした。不思議と言っていいか知りませんが、②の方も同様の質問をされました。
「第3楽章まで」ということに関しては、今となっては、憶測するしかないのですが・・、当時の記録を元に類推してみましょう。
まず、演奏があったのは、1971年4月27日、場所は大阪フェスティバルホールです。
演奏曲目ですが、次の通りです。
・エルガー ロンドンの下町
・チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
・ラフマニノフ 交響曲第2番
なお、アンコールがありまして、ボーン・ウィリアムズの「グリーンス・リーブズによる変奏曲」が演奏されています。
以上3枚は、当時のFMfan誌に載ったものです。
これは、私の録音ノートです。まず、放送ですが、同年5月5日にありました。エルガーの放送があったかどうか分かりませんが、当時の私の習性からしたら、放送があれば録音しているハズです。
次に、ラフマニノフの方は「(第3楽章まで)」とメモしています。これも、当時の私の習性からしたら、終楽章まで録音するハズですが、このテープが48分(19㎝)だったため、4楽章が録音できなかった可能性があります。
アンコールは、別のテープに録音してあります。第3楽章までの放送であれば、アンコールは、その後続けて録音しているハズですので、終楽章までの放送だった可能性が高いと思います。ただ、確証はありません。
私の類推は、以上の結果となり、肝心の放送があったかどうかについては、「不明」ということになりました。
ただ、「不明」を明確にする手段がない訳ではありません。
①先の木下浩二さんは、多分知っておられるハズですので、尋ね当たってみることです。
②国立国会図書館に、FMfan誌のバックナンバーがあると聞いていますので、それを紐解くかです。