水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

アンコン反省

2010年12月02日 | 日々のあれこれ
 親しい先生とアンコンの反省会をする。
 本校の金管8重奏を聴いていただいたあとにいただいたご意見。
 「先生が、この曲で何をやりたかったのかが、見えない。どうしたかったのですか? どうしてこの曲選んだのですか?」
 「え? いや … 。前にほかの学校さんがやってるのを聞いてていいなあと思って。これくらいの曲を吹ききれば、はじめて県大にも行けるかなあと思って」
 「この子たちが、アンコンを経験して、バンドにもどったとき、どうなってほしいのですか?」
 「 … 」
 「たしかに、メンバーの子はみんなよく練習してると思います。でも、いろいろわかってない部分もあるし、縦をそろえることに終始するだけになってますよね。ていうかそれだけで難しいですし、じゃそれほど苦労した分だけの音楽が生まれるかというとそこも微妙だし。」
 「あの、もう少し時間がほしかったです … 」
 「アンコンのメンバーって、部の中心のメンバーですよね。その子たちが何を身につけて、バンドに還元してほしいのか、バンドの実情と先の目標をみすえたうえで、アンコンの時期に何をやるべきかを考えた上での選曲とかメンバー決めとかやれるといいですね」
 すべて、その通りだと思った。
 今日話した先生は年下の方ばかりだが、部活や音楽に対して、自分より遙かに真摯にとりくんでいらっしゃるし、経験も豊かで、そこから生まれる部活のあり方について語られる言葉は、ほんとうに勉強になった。
 こうやって、他の先生方の話を素直にきいて、がんばろうと思える俺のなんと謙虚なことか。
コメント
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