水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

新幹線

2010年12月24日 | 日々のあれこれ
 新宿に出かけた帰りは、新宿三丁目から副都心線に乗ってしまうことが多い。新宿・池袋という2大ターミナル駅の雑踏をさけることができるので。
 駅の雑踏はたぶん嫌いではないのだが、どうも年々人々の歩くスピードが遅くなっているような気がするのは自分だけだろうか。なんかペースがつかめないから。
 「ばかもの」の夜の帰り、池袋を過ぎてから電車が何回か停止信号で停まった。「前を走ってる電車が遅れております。この先も徐行運転、停止があるかもしれません。お急ぎのところおそれいります。」という放送が入った。
 その時「たいした本数走ってないんだから、さくさく行こうぜ」と思ってしまった。東上線より新幹線の方が本数走っているんじゃねえの的な。
 時速300㎞で走る電車をつくることは、多くの国で可能になったが、その電車を4分おきに運行させられるのは日本だけだ。
 東海度新幹線の本数の多い時間帯は、ずっと前の方に、一本前ののぞみの姿が見える状態になるという。それが300㎞近いスピードで走っている。
 もちろん、車間距離がつまってくればATM(なんかちがう?)とかが働くだろうから、手動で調整しなければならない東上線の方が逆にそれが難しいのかもしれないとも思う。
 で、ふと東上線と東海道新幹線のちがいなのかなと思った。
 たとえば栄高校さんとうちとでは。
 勉強でいえば、開成高校さんとうちとでは。
 どちらを運転する人も、車間をとりながら普通に運転しているのだが、そのスピードは全然ちがう。車内の感覚は、新幹線車内の方が意外とそのスピードを意識しないかもしれない。
 でも、単位時間で進んでいる距離は圧倒的に異なる。
 それが「あたりまえがちがう」ということなのかなと思う。
 今日のバンドレッスンでも、譜面をもらってからどう過ごしてきたかの根本が問題だというお話をいただき、まったくその通りだと思った。
 毎日見ている身からすると、「この子はこんなにがんばっている」とか「このへんでかんべんしないとな」という線をひいてしまうこともあって、もちろんそうう目も必要なのだろうが、外部には通用しない面は、はっきりそう指導しないといけないのかなと思う。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする