水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

12月4日

2010年12月04日 | 日々のあれこれ
 合宿の日程などが変化があったので、学年別に集合して連絡。
 練習がなくても毎日一回は集まるというシステムがあってもいいかなと思ったが、そうするとまた誰それが来てないというストレスもたまるか、と思ってしまうところに現状の問題があるのか。
 集合して、プリントをわたし、とにかく試験最終日に全員きちっと集合して、その後のだんどりをちゃんとやろう、課題のやり残しや補習で出られないのは、とにかく自分の責任だ、自分のせいでさらえないところがあってみんなに迷惑をかけないようにしなさい、このレベルの話はもうしなくていいようにしようとお話して解散。
 最終日の試験を完成させて、少しほっとし、銀座へ。
 HUBでビール一杯いただいたのち、シャンテシネで「100歳の少年と12通に手紙」を鑑賞。
 フランス映画らしい(たぶん)ウィットと哲学にあふれた作品。
 白血病の少年を描いた作品だが、日本のそれとはずいぶんちがうと思う。
 もちろん日本の、といってもいろいろなのだが。
 余命いくばくもない少年が、腫れ物にさわるように接してくる親や周囲の人々への反発心を強めていたとき、廊下でぶつかって容赦なく彼を注意するピザ屋さんの女性に惹かれ、彼女にだけは心を開き、「一日を10年と思って生きればいいだけのこと」と言われ、天寿を全うする話。
 彼女は元プロレスラーだけあって、口が悪い。英語だったら、がっでむとかふぁっきんとか常に言っているニュアンスのしゃべりなんだろなというフランス語だ。
 このへんのニュアンスがわかるともっと楽しめるのは間違いない。
 学生時代、第二外国語でフランス語をとって1年半勉強したはずなのに、パチンコで大勝ちしてフランス語のテープ一式を買ったくらいなのに、今は6までしか数えられないのが情けない。
 同じ設定で、このチャーミングなピザ屋さんを原田美枝子さまにして、監督は「嫌われ松子」の中島監督で撮ってもらえたら最高だ。
 しみじみといい気持ちになれ、無事今週を終えることができた。
コメント
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