水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

カウントベイシーオーケストラ

2010年12月29日 | 演奏会・映画など
 年賀状を大方しあげ、今年一年のごほうびにブルーノートトーキョーでのカウントベイシーオーケストラに聞きに行く。
 なんだろ、一流のエンターテナー達の紡ぎ出す空気なのかな。もう好きにしてくださいと言いたくなる陶酔感。若い人には費用はかかるけど、演目を見極めてジャズクラブに行ったら、勝負デートとしてこれほど力を発揮するものはないのではないか。こんどは誰か誘ってくれないかな。すぐにおちる自信ある。
 でも現場に来てみてよかった。やはりDVDでの伝わり方とはちがう。ズージャとかけっこは黒人にはかないません。体感できたこのテイストを、「ウイークエンドインニューヨーク」や定演の曲に盛り込んでいこう。
 帰りがけ、ロビーでメンバーの方々が見送りしてくれる。林家しん平師匠みたいなサックスの方が間近だとすごい巨体だった。ピアノの方に接近できたので「グッジョブ」って言おうと思ったけど、グッジョブじゃ弱いかな「ファンタスティック!」って言おうかと考え直したが、生涯使ったことのない単語をいきなり使ってかんではいけないと思い、「おつかれさまでした!」と心をこめて声をかけたらにこっと微笑んでもらえた。ワールドカップに駒野選手に声をかけたパラグアイの選手のように気持ちは伝わったはずだ。
コメント
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