センター試験一年前ということで、2年は学年集会。
一年後、試験開始のチャイムの時点で結果は決まっている、今日からしっかり準備をしよう、勉強だけしててもだめ、人間そのものを充実させないとだめという話をし、そのまま進路指導部発行プリントの原稿にした。
~ 何らかの事を成し遂げる人がいて、成し遂げられた結果としての事がある。人と事との関係は、土と実の関係に似ている。立派な実、味のよい実、ずっしりとした重みのある実をつくるのに必要なのは、肥えた土地である。それは化学肥料を投与してつくる土地ではない。やせた土地によそからもらってきた立派な苗を植えても、よい実はならない。土がよければ自ずから実る。つまり、事を実らせるには、人を肥えさせなければならない ~
では人を肥えさせるにはどうすればいいか。
○○君という土壌を肥えさせるにはどうしたらいいでしょうか。
たぶん特効薬はありません。
いつもの話の繰り返しになりますが、ルーティンをきっちりとこなしてゆくことしかないと思います。
朝起きて、ごはんを食べて、登校して、あいさつして、授業を受けて、掃除をして … という日常を淡々とこなしてゆくこと。
日常そのものの質をあげていくこと。
決まった時間に机に向かい、決めただけの勉強をする。
地味なことのくりかえしによって、土壌をじっくり育てていくのです。
でもこれは、3年前も使った文章だ。内田樹先生の言い回しをアレンジして書いた記憶がある。6年前かな。
が、決して使い回しではなく、成長してないのでもなく、ブレてないのだ、と自分に言い聞かせる。
午後は、明日の新人戦に向けての最後の練習。
積み込みを終え、校舎の戸締まりをし、センターの問題がネット上にアップされるのを待つ間に、ウニクスのTSUTAYAさんに行き「おとなの週末」最新号と、中谷彰宏『人生を変える自分ブランド力』を買ってくる。
そうこうしてるうちに、問題が載った。今年も東進さんが一番はやかった。
さあて、どんな感じだろうか。