水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

センター試験

2011年01月25日 | 日々のあれこれ
 入試最終日。
 電車がとまることもなく、降雪もなく、問題のミスもなく、無事終わった。
 自分のつくった小説問題(「桜田門外の変」より)を見、受験生の設問ごとの正答率を見直すと、あらためて良くできた問題だなと自画自賛する。
 大学入試センターの先生方も、自分たちでつくるなら、ちゃんと勉強してからつくってもらえないだろうか。
 一教員が何かほざいても何も変わらないのはわかっているので、最悪を回避する防衛力を身につけさせなければならないとは思うが、やはりセンターの問題を見ると多少はがっかりする。
 トータルでみれば、国語の力を測れる問題だとは言えるのだが、ふだん予備校さんの模試で絶対的な力を発揮してた子も、いくつかはつまづくだろう。
 今年の、評論の問3、小説の問5、問6などは、予備校さんだったら、作問段階で100%没になる問題だ。もちろん本校入試でもだめ。
 それでいて、簡単な問題はやたら簡単。
 思うようにはいかないのが人生というのを味わうの文学だから、大学の先生もわざとおバカのふりして、こんな問題をつくっているのかもしれないな。
 授業で解説はするけど、これほどモチベーションがわかない問題というのもめずらしい。
コメント
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