「~無くんば、~せず」の構文を教えていて思いついた例文。
みんな、大学行って就職して合コンかなんかで知り合った彼女といい感じになってきて、さて結婚なんて話を現実化するべき時期も近づいたかなというような自分をイメージしてみなさい。
なあ、おれら将来のことさ、少しまじめに考えてもいいかもね。
あたしのことそんな風に思っててくれたんだ、うれしい。
そりゃあ、そうさ。
いちおう聞くんだけどさ、貯金てある?
いや、それはない。でもこれから貯めるし、無駄遣いしないようにするし …
車あったっけ? 土地は? 家は? おうちからの援助って当てにできる?
いや、そういうのはないけど、でも、○○ちゃんを好きな気持ちでは負けないし、これからがんばって幸せにできると思うから …
あのね、観念じゃ幸せになれないの、悪いけどちょっと考える時間くれない。
「無(二)資産(一)、不(二)結婚(一) … 資産無くんば、結婚せず。」
この例文を書いたら、すごく納得してくれた。
今の若者達にはただのネタには聞こえなかったのだろうか。
そうか、この手の例文のくいつきがいいのかと気づき、「無愛、不交」と書くと、返り点つけなくてもみんなニヤニヤする。大人じゃないか。
ここには書けない例文でもう一押ししておいた。
そんな漢文を2コマやって職員室にもどると、イスの上にアマゾンみたいな箱。
いや、アマゾン頼んでないよねと思ってもちあげると、全日本吹奏楽連盟とある。
きてしまったか。
課題曲一式である。
またはじまってしまった。