合奏はあまり見れてないが、定演二部お芝居の台本は形になってきたので、原案を実行委員長にわたした。これからは係の子たちと台本を育てていく。
思えば、今まで色物に過ぎなかったスイングレンジャーにもっとセリフを与えてみようと企画し脚本化してたのが、昨年の冬。
だいたい形になったかなと思ったら震災がおこった。
今年は、レンジャーの活躍をさらに発展させてみた。
昨年秋に観劇した「完璧戦隊ヒレンジャー」、音楽座さん「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」の1シーンなんかも巧妙に参考にさせていただいている。もちろんパクりではなく、なんて言うんだっけ「インスパイアされた」みたいな感じで。
だめおしに先日、水野美紀さん率いる劇団プロペラ犬「ネガヒーロー」というのも渋谷で観てきた。
演奏はやたら上手なのに、ストーリーやセリフがちょっと残念な学校さんの定演を観たことがある。
うちは、客席を笑いと涙の大感動の渦に巻き込む二部を目指しているが、今年もいけそうな気がする。
そのために、お客さんを帰らせない一部の演奏がまず大事だ。
それから、すべての演奏にあてはまるけど、全身で表現しようとする意識づくりと、それを可能にする身体作り。う~ん、理屈は言えるのだがなあ。
時間はないが、やっていくしかない。
高校に入ってからまさかこんなことをやるなんて想像してなかったという体験を、部員みんなに味わってもらわねばならない。
そんなことを考えてたら、来年度の課題曲が届いた。
おもむろにスコアを開き、なんか感想を思いついてみようかと思ったが、スコアを見て音がうかぶ人間ではないことに気付く。
水野美紀さんを観に渋谷にいったとき、少し時間があったので回転寿司に入った。
案内された席の左隣に外人さん。ぱっと見20代の西欧系の青年。
メニューパネルを見て、近くにいる店員さんに指さしながら注文している。
東南アジア系のその女の店員さんが、「マグロ」とか「サーモン」とか握り場の方に伝え、レールごしにその皿を青年が「アリガトゴザマス」と受け取る。
興味津々でがまんできなくて「旅行ですか?」と話しかけてしまった。
通じないか。「アー・ユー・ジャーニー?(おれどんだけ英語あほなんだと瞬間思ったけど)」。
でも、伝わったようで、ちょっと前にオーストラリアから来た、ぐらいは話してくれた。
そのあといろいろ話しかけてくるので「調子に乗るな!」と一喝しておいた。
話しかけたからといって英語話せるとはかぎらないんだよ。
一応「オー、グー!」ぐらいの相づちはうって聞いてはあげたけど。
あまりに聞き取れないので予定よりはやくお勘定を頼み「ハバグッデイ」と別れた。
でも右隣のカップルはきっとおれのことを「すごい会話してる、かっこいい」と見てたにちがいない。
これではいかんと反省し、すぐにブックファーストで「速読即聴」という雑誌を買い、ふろくのCDを車の中でずっと聴いていた。
こちらはしばらくお休みで、課題曲を聞き続ける日々になる。