水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

日曜日

2012年10月21日 | 日々のあれこれ

 試験中の日曜日。
 ありあわせでお弁当をつくり、バイトに行く娘を送り、登校してかぎをあけ、あると読んでしまう新聞は敢えて取り込まず、まだ頭がさえているうちに現代文の記述の部分だけ採点してしまい、いきおいで試験後の授業の準備をしてしまう。さすがに誰も先生も生徒も登校してこない。
 採点にもどり、あきてきたところで、午後の指揮レッスンの予習、あきてきたところで、試験後すぐ合奏をはじめねばならない曲の譜読み、すぐあきたので角田光代の新作『空の拳』をしばらく読む。指揮法の会場準備をしてお弁当を食べる。さつまいも煮とインゲンの梅和えは夕飯の残り、昨夜お酒のおつまみにしようと半額で買って帰ったメンチカツは食べなかったので、それと、自分で作ったのは干鱈の煮付けだけ。地味だけど自分だけのお弁当なら十分だ。
 午後、指揮レッスンでは、帰りがけにピアノの先生から「今日、ほんといいレッスンでしたね」と言ってもらえるほど、本質的なところを教わった。毎日必ず復習しようとかたく心に決める。
 山中教授ネタをひっぱって次の学年だよりを少し書く。それにしても、あのiPS細胞で作った心筋を移植した先生だけど、どうやってみんなをだましてきたんだろ。読売の記者さんばかり今あほ扱いされてるけど、東大も文科省もだまされて助成金を出してたわけだから、読売新聞をスケープゴートにしててもだめではないか。
 ひょっとして復興予算もわたしてたんじゃないか。
 朝日新聞は、うちにも売り込みがあったがひっかからなかったと、鼻高々な記事を掲載していた。そんなことを言える資格はないだろ。 
 われわれも、放射線がどこまで危険か、大丈夫か、未だにだれもわかっていないし、武田邦彦先生のお話などもiPSの先生と本質的に似てるのかなと思ったりする。
 何が本当なのか。人はだまされる生き物だという点は、ゆるがない事実だ。
 ある程度はだまされないと人生は楽しくない。

コメント
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